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【2015年04月 アーカイブ】

2015年04月23日

3年生 義足膝継手の特別講義が行われました。

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ナブテスコ株式会社 福祉事業推進部の 坂田晃生 先生に自社製品の高機能義足膝継手を中心にその他義足パーツについてご講義いただきました。

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講義では最新の高機能膝継手をはじめ、多くの義足パーツを展示していただき、学生たちは講義が始まる前から興味津々でした。

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3年生はこれまで何回か学会にも参加しているため、製品自体は見たことがある学生も多かったようです。しかし、改めて製品の機能や適応などを学ぶことができ、学生たちは知識の整理ができたようです。

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講義の後は、実際に製品に触れて調整してみましょう!

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製品の機能や適応を理解しているだけでなく、実際にパーツを調整できることが大切ですね!
上手く調整ができると、自然に笑顔になりますね!

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こちらのグループは義足足部に実際に体重をかけて、足部の動きを確認していますね。義足パーツについて患者様に的確な説明ができることも義肢装具士の重要な役割です。

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この学生は足部の振り出しのスピードを上手く調整できたでしょうか?
6月からの臨床実習では、皆さんが実際に義足の調整をする場面が持っています。その時に安心して作業を任せてもらえるよう、しっかり復習しておきましょう!

坂田先生、お忙しいところご講義いただき、ありがとうございました。義肢装具士として臨床で製作、適合に携わられていた経験からのお話は、学生たちにとって何より参考になったと思います。来年もよろしくお願いします!

お知らせ
義肢装具学科では、随時学校見学を受付けています。あなたのご都合の良い時間を利用して、学校を見学してみませんか?タイミングが合えば、今回ご紹介したような実習風景も見学できます!見学日や集合時間などは個別に調整させていただきますので、参加ご希望の方は担当者(義肢装具学科教務主任:中川)までご連絡ください(*当日はご本人だけでなく、保護者の皆様の同伴も可能です)。


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2015年04月20日

2年生 下腿義足の採型実習が行われました。

2年生の下腿義足の実習では、実際の下腿切断者をモデル被験者とし、学生全員が下腿義足の製作を行っています。
前期ではPTB式下腿義足と呼ばれる、下腿義足のなかでは比較的に多く使用されているタイプの義足を製作して行きます。学生にとって、実際の切断者に触れて義足を製作するのは今回が初めての経験です。まずは痛みのない快適なソケットが製作できるよう
理論通りの採型をしましょう!

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まずは先生による採型のデモンストレーションです。
義足製作に必要となる切断端の解剖学的あるいは運動学的な所見や、切断原因、切断者の職業、生活習慣など様々な情報を問診、視診、触診によって確認して行きます。学生たちは採寸や採型の技術だけでなく、切断者への心配りやコミュニケーションの大切さも実感したようです。

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義足ソケットで体重を支える部分を明確にするため、骨突起部などにマーキングを行います。ここでは骨の形状や配列、筋の走路などが解剖学的に理解されていることが重要です。

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それでは実際に採型をしてみましょう!
学生たちは初めて実際の切断端に触れましたが、なかなか上手くギプス包帯を巻いているようですね。ギプス包帯を強く巻きすぎると切断端の形状が変わってしまうため、テンションの掛け方もしっかり把握して下さいね!

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ギプス包帯を巻き終えたら、ギプスが完全硬化する前に体重を支える箇所を明確にする手技を行います。ギプス包帯を巻いた上から手技を行うため、切断端の形状が把握できず、学生たちはここで悪戦苦闘していました!

次回は、陽性モデル修正の様子をお伝えします!

お知らせ
義肢装具学科では、随時学校見学を受付けています。あなたのご都合の良い時間を利用して、学校を見学してみませんか?タイミングが合えば、今回ご紹介したような実習風景も見学できます!見学日や集合時間などは個別に調整させていただきますので、参加ご希望の方は担当者(義肢装具学科教務主任:中川)までご連絡ください(*当日はご本人だけでなく、保護者の皆様の同伴も可能です)。


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2015年04月15日

3年生 大腿義足の採型実習が行われました。

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大腿義足の製作実習は、臨床で活躍する義肢装具士から直接講義を受けることができます。
香川貴宏先生(㈱松本義肢製作所)、今年度もよろしくお願いいたします!

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この学生は切断肢の股関節の角度を計測する基準線を引いています。大腿切断では股関節の角度によって切断端の周径や長さが変化するため、この角度設定が重要です。このほか断端の皮膚状況や骨形状などの触診を行います。

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大腿義足の採型は切断者に健側肢で立位をとってもらいながら行います。切断者の身体的、心理的負担を考慮し、限られて時間のなかで全ての工程を正確に行う必要があります。そのためには、採型前のシミュレーションが重要ですね!

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採型したギプスモデル(陰性モデル)は全て香川先生にチェックしてもらいます。股関節の角度や採型手技など、次の採型に向けてそれぞれの課題を見つけて行きます。

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この日は1年生が3年生の実習を見学に来ました!
義肢装具学科では、新入生に2、3年生の専門科目の授業を積極的に見学させ、早い時期から専門分野への関心を高める取り組みを行っています。

次回は、ギプスモデル(陽性モデル)修正の様子をレポートします!

2015年04月11日

平成27年度義肢装具学科オープンキャンパス日程を公開しました。

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平成27年度の義肢装具学科オープンキャンパス日程を公開しました。

オープンキャンパスでは実際に義肢装具学科の授業が体験できます!毎日行われているホントの授業を聞いて、義肢装具士のつくる楽しさと、学ぶ楽しさを体感してみませんか?装具の採型、義足の歩行観察、筋電義手、ホンモノの義足の組み立て、自分の足の分析などなど、魅力的なコンテンツをたくさんご用意しています!!

義肢装具学科の先生はもちろん、在校生と話す機会もたくさんありますので、入試情報や学校生活など、どんどん質問して義肢装具士のつくる楽しさと、学ぶ楽しさを発見してください!!

みなさんの参加をお待ちしています!

義肢装具学科オープンキャンパスの詳細はコチラ

3年生 大腿義足の製作実習が始まりました。

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3年生の前期では大腿切断者が装着する「四辺形ソケット」について学習をします。大腿義足ではこれまで学習した解剖学や運動学の知識が重要となり、さらにソケット適合の難易度も高くなります。学生の中には、「大腿義足を作りたい!」という目標を持って入学してきた学生も多いため、どの学生もやる気に満ちた表情で講義に臨んでいます!

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まずは大腿切断の解剖学的特徴やソケットの体重支持原理など、大腿義足の基礎的な知識を講義形式で学習します。これまでに学んだ専門知識を応用しながら講義が進みます。

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学生たちは真剣な表情で講義を聞いています。講義の中では学生から積極的に質問する場面も多く見られ、実際の製作に向けて段々と準備が整って行きます。

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講義が終わると、次はソケットを具体的に設計することを紙面上で学習して行きます。こうしてソケット設計の理論を理解し、これを実際の製作に繋げて行くことが大切です。

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今回製作するチェックソケット(仮合わせの為の透明ソケット)を細かく観察しているようですね。ソケット形状が持つ意味をしっかり理解し、次の製作実習に活かしてください。
次回は採型実習の様子をお伝えします!!

3年生 卒業研究が始まりました。

2年生の後期から始まった卒業研究が、3年生に入り本格的に研究が始動しました。
3年生は毎週火曜日に卒業研究を行うカリキュラムが組まれており、グループごとに研究テーマは異なっています。12月の「卒業研究発表会」に向けて、3年生は試行錯誤の日々が続きます。
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自分たちの研究テーマについて担当教員に説明し、今後の研究計画について具体的な指導を受けます。
どうやら指導教員から指摘を受けているようですが、研究の骨子はしっかり組立てられているでしょうか?

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このグループは研究のタイムスケジュールについて打ち合わせしているようですね。3年生は6月から臨床実習が始まるため、それまでには基礎的な研究が終えられるように進めて行きましょう!

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このグループも研究の進め方について活発なディスカッションが行われていました。卒業研究は過去の文献調査や研究の主旨、具体的な計測方法などグループの中で情報を共有し、常に共通認識
を持つことが重要です。実はこのディスカッションこそが研究を上手く進めるコツだと思います。

12月の「卒業研究発表会」には納得の行く研究成果が報告できるよう、各グループとも気合いを入れて頑張りましょう!

卒業生がきてくれました

 今日は先月卒業したばかりの聴能言語学科の卒業生が
顔を出してくれました。


1人は学院と同じ系列の病院に就職し、勉強の為に図書を
閲覧しに来ました。
そして偶然にも、同期がもう一人。
静岡県に就職をしたのですが、愛知県に用事があったとのことで
学院に顔を出してくれました。
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2人とも4月からSTとして働きはじめ、新しい環境の中で覚えること、
考えることもたくさんあるようです。


「(覚えることがたくさんあって)いっぱいいっぱいです。」と
言いながらも元気そうな顔を見せてくれて、ほっとしました。


卒業生が顔を出してくれると教員もとてもうれしいです。


 2人ともSTとしてスタートを切ったばかり!
大変なこともたくさんあるでしょうが、人から元気をもらうこと、
こちらが元気をあげれること等など
「STになってよかった!!」と思えることがたくさんあるはずです。

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さあ、また来週から頑張っていきましょう!!




新学期が始まりました!

新学期が始まって2週間ほどたちました。

聴能2年生は言語聴覚障害診断学の授業で
スクリーニング検査演習を行っています。
スクリーニング検査は患者様の症状を簡単に探り、
次回から何の検査を実施するか指針を得るためのものです。

スクリーニング検査にマニュアルは無く、
今まで学んできた知識を元に自分たちでどのような物を
使用してどのように進めていくのかを考えていきます。

そして、自分たちで作成したスクリーニング検査を使用して
実技チェックを教員から受けていきます。

グループごとに集まり、知識とアイディアを出しあい
ながら頑張っています!

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最初はなかなか上手くは行かないものです。
繰り返し練習とフィードバックを受けて
着実に力をつけていってくれるよう、
教員もしっかりと指導していきたいと思います。


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聴能・補聴合同就職活動報告会



就職活動の報告会が行われました。


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卒業生より就職活動の体験談を聞く、
貴重な機会です。

6名の先輩から、活動期間や就職先を選んだ理由、
選考試験の内容などを、また、就職活動で感じたことや
反省点は後輩へのアドバイスを含めて話してくれました。

地元で就職したい、回復期に行きたいなど一番譲れない
希望・条件に優先順位をつけることが必要ですが、
なかなか一人では決めきれないようです。
友人や教員に相談したという話も聞かれました。

新学年は始まったばかりですが、
新年度の求人票もちらほら届いています。
実習までもあっという間です。
先輩からのアドバイス通り、「早めの準備」を始める
きっかけになったことと思います。
「授業」 「実習」 「就活」 「国試勉強」
最上級生はバランスよくがんばりましょう!




2015年04月03日

新刊 (とは限りませんが・・・) 入りました!

新年度、図書室に新しい本がたくさん入荷しました!
学院の図書室は、専門学校としては驚きの蔵書4000冊!
それも、言語聴覚療法分野のみで、です。
在学生はもちろんのこと、卒業生の利用、さらには他校出身卒業生も利用されるほどです。
今回もたくさんの新刊が並びました!
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中でも・・・
担当各教員からのおすすめは。
「症状経過観察に役立つ脳卒中画像のみかた」
「深く深く知る脳からわかる摂食・嚥下障害」
「標準理学療法学・作業療法学 人間発達学」
「認知症のコミュニケーション障害 その評価と支援」


一般向けの書籍ですが、新入生が取り掛かり易そうな
「史上最強 カラー図鑑 臨床心理学のすべてがわかる本」


我ら先輩(聴能5期)春原則子先生が「学習障害」を
執筆されました。
「標準言語聴覚障害学 言語発達障害学 第2版」


などなど。
また図書室でチェックしてみてくださいね。
DVDも入りましたよ。


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2015年04月02日

NEW! 義肢装具学科 学生インタビュー! Part2

今回はこの春卒業を迎えた3年生にインタビューをしました!
3月初旬に卒業式を終え、いよいよ4月から義肢装具士としての新生活がスタートします。
3年間を振り返って、いまの心境を聞いてみたいと思います!

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Q:まずは自己紹介をお願いします。
A:松岡 将平(21歳)、愛知県立稲沢東高等学校 出身です。

Q:義肢装具士を目指したきっかけを教えてください。
A:小学生の時に装具を装着した経験から、義肢装具士という存在を知りました。また、地元の先輩が義肢装具学科に入学していたため、その先輩から義肢装具の教科書を見せてもらい、興味を持つようになりました。また、オープンキャンパスや見学ツアーなどに参加する中で、この学科の雰囲気がとても好きになったことがきっかけです。

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Q:3年間の学校生活を振り返って、感想を聞かせてください!
A:3年間を振り返ると、正直大変でした。医学を学ぶことや義肢装具士としてのスキルを身につけることなど、簡単に乗り越えられるものは1つもありませんでした。
ただ、両親や熱心な先生方、多くのクラスメイトに支えられ、無事卒業することができました。今は感謝の気持ちでいっぱいです。

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Q:義肢装具を勉強して、自分のなかで大きく変化したことはありますか?
A:私はある病気が原因で21年間、片方の踵が浮いた状態で生活しています。今まで何も不便を感じていませんでしたが、臨床実習に行った際、先輩の義肢装具士から「これから患者様の病気を診るのであれば、まず自分の障がいをしっかり分析できるようになりなさい」と言われ、そこから自身の障害とも向き合うようになりました。

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Q:これから、義肢装具士として働く意気込みを聞かせてください!
A:これまで21年間過ごした愛知を離れ、春から岡山の企業で働くことになりました。私は幼い頃から義肢装具士の姿を見て育ち、この職に就きたいと思い、ここまできました。今度は、私の働く姿を見て、「義肢装具士になりたい!」と思ってもらえるよう、日々精進して行きたいと思います。
3年間ご指導いただいた先生方、本当にありがとうございました!

3月27日に第28回義肢装具士国家試験の合格発表があり、松岡くんもみごと合格しました!
松岡くん、本当におめでとうございました!
これからの活躍に期待しています!!

2015年04月01日

NEW! 平成27年度入学式が行われました。

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入学式当日は朝から雨が心配されていましたが、午前中は晴れ間も見え、新入生の皆さんを祝福しているような清々しい天気となりました!

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義肢装具学科の入学生は第29期生となります。
皆さん希望とやる気に満ちた表情で入学式に臨んでいました!

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棚橋学院長からお祝いの式辞をいただき、新入生たちは医学を学ぶ専門学校生になることの重みを改めて実感したようです。

新入生たちはこれから膨大な医学や工学の知識を学ばなくていけません。初心を忘れることなく、学びの日々を積み重ねて行ってください!

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