大腿義足の製作実習は、臨床で活躍する義肢装具士から直接講義を受けることができます。 香川貴宏先生(㈱松本義肢製作所)、今年度もよろしくお願いいたします! この学生は切断肢の股関節の角度を計測する基準線を引いています。大腿切断では股関節の角度によって切断端の周径や長さが変化するため、この角度設定が重要です。このほか断端の皮膚状況や骨形状などの触診を行います。 大腿義足の採型は切断者に健側肢で立位をとってもらいながら行います。切断者の身体的、心理的負担を考慮し、限られて時間のなかで全ての工程を正確に行う必要があります。そのためには、採型前のシミュレーションが重要ですね! 採型したギプスモデル(陰性モデル)は全て香川先生にチェックしてもらいます。股関節の角度や採型手技など、次の採型に向けてそれぞれの課題を見つけて行きます。 この日は1年生が3年生の実習を見学に来ました! 義肢装具学科では、新入生に2、3年生の専門科目の授業を積極的に見学させ、早い時期から専門分野への関心を高める取り組みを行っています。 次回は、ギプスモデル(陽性モデル)修正の様子をレポートします!
教務室から, 義肢装具学科