3年生の前期では大腿切断者が装着する「四辺形ソケット」について学習をします。大腿義足ではこれまで学習した解剖学や運動学の知識が重要となり、さらにソケット適合の難易度も高くなります。学生の中には、「大腿義足を作りたい!」という目標を持って入学してきた学生も多いため、どの学生もやる気に満ちた表情で講義に臨んでいます! まずは大腿切断の解剖学的特徴やソケットの体重支持原理など、大腿義足の基礎的な知識を講義形式で学習します。これまでに学んだ専門知識を応用しながら講義が進みます。 学生たちは真剣な表情で講義を聞いています。講義の中では学生から積極的に質問する場面も多く見られ、実際の製作に向けて段々と準備が整って行きます。 講義が終わると、次はソケットを具体的に設計することを紙面上で学習して行きます。こうしてソケット設計の理論を理解し、これを実際の製作に繋げて行くことが大切です。 今回製作するチェックソケット(仮合わせの為の透明ソケット)を細かく観察しているようですね。ソケット形状が持つ意味をしっかり理解し、次の製作実習に活かしてください。 次回は採型実習の様子をお伝えします!!
教務室から, 義肢装具学科