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【2016年06月 アーカイブ】

2016年06月30日

NEW! 1年生 松本芳樹先生の特別講義が行われました。

去る6月25日(土)に、株式会社松本義肢製作所の松本芳樹先生をお招きし、『ビジネスとしての義肢装具』というテーマで新入生に特別講義をしていただきました。
多くの義肢装具士は民間企業で働いています。松本先生のご講義を通して、義肢装具士は『医療職』と『企業人』という2つの側面を持っていることを理解した学生が多かったようです。
1年生は義肢装具を学び始めて3カ月が経ちますが、就職はもう2年後に迫っています。患者様や企業に求められる義肢装具士になるために、松本先生から教えて頂いた『人間力』を磨きましょう!

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今年の1年生も松本先生のご講義から良い刺激をいただきました。
お忙しいところご講義いただき、ありがとうございました!

NEW! 2年生 靴型装具の適合評価が行われました。

2年生は4月から製作してきた靴型装具が完成し、今日は適合評価が行われました。
適合の様子をレポートします!

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適合評価の前に、完成した靴型装具を磨いて仕上げます。ここでは一般的な靴のメンテナンス方法についても学習します。

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さあ、いよいよ適合評価です。アライメントが適切に設定されているか、靴底の高さは適切に設定されているか、美しく吊り込みが出来ているかなど、多くのチェック項目を先生が一足ずつ評価します。

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では、装着して歩いてみましょう!
静止立位時から歩行時へと、段階的に評価項目は増えていきます。歩行状態を観察し、装着者が安定的に歩行できているかを確認します。

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日ごろ何気なく履いている靴ですが、適切なアライメントや靴底の設定をしないと歩容に影響するだけでなく、“疲れ”の原因にもなります。装着者の歩行から問題点を、適切な対処方法をしっかり学びましょう!


2年生は8月下旬からいよいよ臨床実習が始まります。
学生たちは今回製作した靴を履いて臨床実習に臨みますので、ぜひ彼らの足元に注目して下さい!

2016年06月29日

NEW! 2年生 靴型装具が完成しました。

2年生が4月から「下肢装具Ⅰ」の製作実習で製作してきた靴型装具が今日完成しました。
これまでの過程をレポートします!

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前回製作したラスト(木型)に底材を取り付け、甲革を吊り込む準備をします。

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この吊り込み作業は、靴全体の出来ばえに大きく影響するため、作業手順をしっかり頭にイメージしてから始めます。
先生が製作した製品を見て、どのように吊り込んだら綺麗に仕上げられるか学生たちも真剣です!

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いざ、実践です!
甲革には2枚の皮革が重ねられており、2枚の皮革を接着しながら吊り込んでいきます。接着剤が硬化する前に吊り込み作業を終えなければならないため、時間との勝負です!

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吊り込みが終わったら、靴底を加工していきます。接着剤を塗るというシンプルな作業にも、美しい靴づくりの基礎が詰まっています。

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靴底を貼り付け、「コバ」と呼ばれる箇所を削っていきます。
早く靴を履きたいという焦る気持ちを落ち着けて、甲革に傷をつけないように作業して下さいね!

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さあ、いよいよ靴の形になってきました!
最後に靴底のすべり止めを貼り合わせて、最後の仕上げとなります!

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ラスト(木型)から靴を外し、靴ひもを通しているところです。
紳士靴の靴ひもはスニーカーと違った通し方をします。今回このことを初めて知った学生も多かったようです。また、この製作実習では「靴の磨き方」についても教えていただけます。

次回は適合の様子をレポートします!

第17回言語聴覚学会に参加してきました

第17回言語聴覚学会が京都ロームシアターと京都市勧業館みやこめっせで行われました。参加者は2,800名と盛況でした。私は前日に京都入りして、養成校教員研修会から出席しました。


 6月10日はシンポジウム1として、経験30年を超える先生方から失語症のリハビリテーションの報告でした。回復期は系列の鵜飼リハビリテーション病院の森田部長がお話されていました。


生活期の先生は「地域を耕せ、なければ作ろう」と、友の会などの活動が大切であること、また、失語症の人が失ったのは「ことば」ではなく、「生活」そのものである、との言葉が印象的でした。


国際部のセッションでは国際学会発表のコツを教えてくださったので、2017年9月に日本・成田で行われるAPCSLH(アジア環太平洋言語聴覚学会)にぜひ参加したいです。特別講演は京都大学の松沢哲郎教授による「想像するちから:チンパンジーが教えてくれた人間のこころ・ことば・きずな」でした。人間は言葉を使って情報共有することで、思いやり慈しむことができるとことが印象的でした。


11日には連携教育の発表も無事終わり、伊勢丹で都路里パフェを食べて帰ってきました。有意義な3日間でした。

                              教員室より 園田

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美しいロームシアター大ホールにて


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都筑澄夫先生、名古屋へおかえりなさい

 今年の3月に目白大学を退官され、都筑澄夫先生が名古屋に帰ってこられました。そして6月に、名古屋市の栄で「都筑吃音相談室」をご開業されました。
ホームページはこちら↓↓↓
http://www.tsuzuki-kitsuon.com/


 都筑澄夫先生は、当学院の開設(1985年)より20年近く教鞭をとられ、たくさんの都筑チルドレンが輩出されました。
そんな都筑チルドレンの教員や非常勤講師の先生で過日「おかえりなさい、 都筑先生!の会」が開かれました。焼酎を飲みながら、久しぶりの都筑節を聞き、楽しく過ごしました。


 都筑先生が近くにいらっしゃる安心感。これからも相談、ご指導のほど、よろしくお願いいたします。
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プレゼント進呈


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メッセージ付き焼酎 & 銅製カップ


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メッセージは 感謝!「自ら考える」都筑魂 永久不滅


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全員で記念写真


 後日、某居酒屋で若宮ST同窓会の会報「都筑先生に聞く!(仮題)」インタビューが行われました。またまた焼酎を飲みながらの総時間4時間にわたるロングインタビュー、現在絶賛(?)編成中です。
同窓会会員の皆様はお楽しみに!


2016年06月28日

NEW! 2年生 下腿義足の陽性モデル修正が行われました。

前回採型した陰性モデルにギプス泥を流し入れ、陽性モデル(石膏モデル)を製作します。この陽性モデルの表面を削ったり、石膏を盛り付けることで、切断端を挿入するソケットに体重支持機能を持たせることが可能となります。

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まず始めに、義足製作の基準となる角度を設定します。人間にはそれぞれ固有のアライメント(立位時の下肢関節角度)があります。先生のアドバイスを参考に、義足使用者が快適に立位をとることができるアライメント設定をして下さいね!

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切断端のなかで体重支持ができる箇所はモデルを削り、不可能な箇所は除圧を目的に石膏を盛り付けます。

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学生ひとり一人が義足を製作しますが、グループごとに同じモデル被験者を担当しているため、学生同士の情報交換がとても重要となります。ここから義足製作への興味がさらに深まっていきます。

次回は、ソフトインサート製作の様子をお伝えします。

2016年06月23日

NEW! 1年生 東名ブレース株式会社 見学レポート

義肢装具基本工作論の授業の一環として、愛知県瀬戸市にある東名ブレース株式会社へ施設見学に行って来ましたので、その様子をレポートします!

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会社に到着すると奥村社長様と西井部長様にお出迎えいただき、まずは会社の概要についてご説明いただきました。

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次に、社内を見学させていただきました。
社内各部署の説明や現在製作している製品について、細かくご説明いただきました。

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学生たちは施設内で製作されている製品の数々に興味津々の様子です。これまで授業で学んだ装具が実際に製作されている現場を見て、学生たちは積極的に質問をしていました!

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続いて、併設されているCAD/CAMセンターを見学しました。CAD/CAMシステムを用いた装具製作の手法について、実際にデモンストレーションをしていただきました。

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パソコン上で陽性モデル修正を行う工程を見せていただきました。
この部署では日本聴能言語福祉学院の先輩がオペレーターとして活躍しており、学生たちのCAD/CAMへの興味はさらに高まったようです。

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パソコン上での陽性モデル修正が終わると、このデータを基に発砲ウレタンを切削機で削り修正し、実際の陽性モデルが出来上がります。手作業であれば1時間以上かかる作業を短時間で終えることができます。

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最後にCAD/CAMセンターの前で記念撮影。

お忙しい時間帯にもかかわらず、ご対応いただきました奥村社長様、西井部長様、社員の皆様にお礼申し上げます。
ありがとうございました。

義肢装具について学びはじめて2カ月が過ぎた1年生。
義肢装具について少し理解してから見る実際の製作現場はどうだったでしょうか?
この機会に、学内での学習内容が臨床でどのように実践されているのかを考え、今後の学業の糧にしてほしいと思います!

NEW! 1年生 金属支柱付短下肢装具の製作実習が始まりました。

義肢装具基本工作論の製作実習では、前回のプラスチック短下肢装具に引き続き、金属支柱短下肢装具の製作が始まっています。
授業の様子をレポートします!

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装具の土台となる“あぶみ”という部品に基準線を引くところから作業が始まります。この最初の基準線を正確に設定することが何より大切です!

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専用の工具を使って、あぶみの曲げ加工を行います。この部分の加工が数ミリのずれると、後の作業に大きく影響してきます。

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次に、組み上げる支柱とのはめ合いを良くするために、精密ヤスリを使って継手部の微調整を行います。

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あぶみと支柱の連結が完成しましたね!さあ、ここからいよいよ側方支柱の曲げ加工です!

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今回は紙面上に描かれた下腿部の輪郭に合わせて支柱の曲げ加工を行います。金属材料の特性や曲げ加工のポイントなどを先生が分かり易く説明しながらデモンストレーションを行います。

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さあ、実際に金属支柱を曲げ加工してみましょう!

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正確に曲げ加工しているようでも、金属支柱を捻ってしまっているようですね。どの箇所で修正するべきかを見分ける視点が大切です!

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金属支柱の曲げ加工が終わったら、次は2本の支柱を連結する“半月”の曲げ加工を行います。この半月の取り付けが最終的な装具の出来ばえに影響するので、さらに慎重な作業が必要ですね!

作業を通して金属材料の特性を把握することに四苦八苦している学生が多いようですが、新たな課題で自分の得意分野を見つけた学生もいたようです。
製作する中で少しずつコツを掴んで行って下さいね!

2016年06月21日

NEW! 2年生 下腿義足の製作実習が始まっています。

2年生は4月から下腿義足(膝下の切断に用いられる義足)の製作実習が始まっています。
この授業では実際の下腿切断者にモデル被験者となっていただき、採型から製作、ソケット適合、義足調整までの一連の工程を学習します。

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まずは切断端(四肢の残存している部分)の採寸、採型を行います。
採寸や採型はその後のソケット適合の良し悪しを左右する重要な工程となります。
先生のデモンストレーションを見て、学生自身が考え、理解して実践することが大事ですね!

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義足製作には患者様とのコミュニケーションも重要です。切断端の客観的な情報だけでなく、患者様の職業や生活環境、趣味などあらゆる情報が義足製作に反映されます。
※プライバシー保護のため、画像を一部加工しています。

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次はマーキングです。マーキングとはギプス包帯で採型をする前に、骨突起部の位置や圧痛点など、断端の情報を陰性モデルに転写することができるため、切断端に直接マークします。

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次に、いよいよ採型です。切断端を採型する際の膝関節角度や手技が、その後の作業に大きく影響します。デモンストレーションのように、骨の位置や軟部組織の性質を把握しながら、正確に採型しましょう!

次回は陽性モデル修正の様子をお伝えします!

NEW! 3年生 『卒業研究中間報告会』が行われました。

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去る6月7日(火)、3年生が2年生の後半から進めてきた卒業研究の進捗状況を報告する「中間報告会」が行われました。3年生にとっては11月に行われる本発表に向けて、研究テーマの方向性や今後の研究計画などを再確認するための重要な発表会です。

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研究の背景、目的、研究手法など、ここでは参加者に分かりやすいプレゼンテーションが求められます。約半年間をかけて行ってきた研究の成果を、どのグループも自信を持って発表していました!

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報告会には教務の先生方と2年生が参加しました。2年生にはまだ分からない用語もあったと思いますが、先輩方の研究内容を理解しようと真剣に聞いている姿が印象的でした。

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3年生は後輩や先生方からの質問に対し、分かり易い回答をしていました。また、先生方からいただいた貴重なアドバイスを、今後の研究に活かして下さい! 3年生は6月13日より8週間の臨床実習が始まります。その間は学生同士でなかなか連絡もとれないと思いますが、時間を見つけて少しずつ研究を進めて行きましょう!

3年生の皆さん、お疲れ様でした!

2016年06月20日

補聴3年生 就職ガイダンスがありました

 そろそろ臨床実習が始まる補聴言語学科の3年生です。今は実習前のテストラッシュや、実習準備などで慌ただしい日々を過ごしています。


そんな中、就職ガイダンスが行われました。言語聴覚士の就職活動は、早いところで最終学年の5月頃から始まります。本校では希望する所に就職できるよう、何回かガイダンスを行い、個別の面接対策などの対策を行っています。


今回の就職ガイダンスでは、求人票の見方や面接対策を行いました。
求人票とは給料の事やお休みの事など、労働条件などが書いてある書類になります。
  ・基本給とは何を表している?
  ・有給休暇って年間何日くらいつく?
  ・福利厚生って何?
というようなことを確認していきます。

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 後半では面接(集団)の練習を行いました。
  ・どうしてこの病院を希望しましたか?
  ・なぜ言語聴覚士になろうと思ったのですか?
  ・座右の銘はありますか?
などの質問を答えてもらいました。自分では気づかない癖が出てしまったり、頭が真っ白になって固まってしまう学生も・・・
意中の所に就職できるように、しっかり練習をしていきましょう!!

2016年06月09日

NEW! 3年生 専門職種間連携教育(IPE)が行われました。

5/25、5/27の2 日間にわたり、珪山会(けいざんかい)グループ系列3校5学科(義肢装具学科、理学療法学科、聴能言語学科、補聴言語学科、看護学科)の最高学年の学生たちが集まり、専門職種連携教育の講義が行われました。珪山会グループ系列校では医療現場における実践的なチーム医療の実現を目指し、学生教育の段階から専門職種間連携教育(IPE: Interprofessional education)を積極的に行っています。

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まずはグループに別れて、それぞれが目指す職種について分かり易く説明していきます。
日ごろ専門的な勉強をしているものの、“職種の役割”を分かり易く説明するということは意外に難しいと感じた学生が多かったようです。“医療現場における義肢装具士の役割とは何か”を日ごろから考えていることが大切ですね!

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次に、いよいよ珪山会グループの病院スタッフから動画を交えて実際の「症例提示」が行われます。お互いの職種の理解を深めた後に、今度は自職種の視点から症例に対する専門的なアプローチについてディスカッションしていきます。

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義肢装具学科の学生たちも頑張ってプレゼンしていますね!現在の病状に合った装具選択や予後予測など、義肢装具士の視点で他職種の学生さんに分かり易く説明していました。

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このグループでは、求められる装具の機能について白熱したディスカッションが展開されていました!

3年生の皆さん、2日間お疲れ様でした。
専門職種間連携教育の教育プログラムが実践できるのは、複数学科を持つ珪山会グループ系列校の大きなメリットです。この講義で学んだことを卒後の臨床現場でも大いに活かして下さいね!

秋には各校2年生を対象にした専門職種間連携教育の講義も予定されています!

2016年06月01日

NEW! 2年生 靴型装具(実習)チェックシューズを製作しました。

今回の製作実習では前回製作した陽性モデルを基に、靴を製品化する前にフィッティングを確認するためのチェックシューズを製作しました。また、このチェックシューズを基に、靴の原型となる木型(ラスト)製作の様子もレポートします!

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まずは陽性モデル上で靴のデザインを設計します。
自分の履く靴ですから、デザインもこだわっていますね!

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次に、靴に挿入する足底板(中敷き)を製作します。

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プラスチック材料を用いて陽性モデルと足底板を一体に熱成形加工し、チェックシューズの形に整えます。このチェックシューズを用いて仮合わせを行い、陽性モデルの最終的な形を決定します。

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次に木型(ラスト)を製作するため、先ほど調整した陽性モデルを再び熱成形加工します。

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熱成形加工したプラスチックの内部に樹脂を流し込み、再びプラスチック製の木型(ラスト)を製作します。

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木型が完成すれば、いよいよ甲革(アッパー)の吊り込み準備に入ります。靴ひもを通す穴の位置をデザインし、仮止めをしています。穴の位置や数も靴を美しく見せる重要なポイントになります。

少しずつ靴の形に近づいてくると、学生たちも楽しそうです!
次は、甲側(アッパー)の吊り込み作業をレポートします!

NEW! 1年生 プラスチック短下肢装具が完成しました。

義肢装具基本工作論の授業で製作してきたプラスチック短下肢装具がついに完成しました!初めて製作した装具の出来ばえはどうだったでしょうか?
装具の仕上げ加工と適合評価の様子をレポートします。

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仮合わせから得られた情報を基に、装具装着に必要なベルトを製作し取り付けていきます。工業用ミシンを使ってきれいに縫製することの難しさを実感した学生も多かったようです。

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この学生はベルトの取り付け位置の確認をしていますね。
取り付け角度やベルトの長さを正確に合わせるなど、患者様への繊細な心配りが必要です。

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最後に、ベルトを装具本体に取り付けて完成です!

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いよいよ納品時の最終的な適合作業です!
装具装着の方法、ベルトを締める順番など、患者様やご家族に分かり易く説明するために必要な項目を学習します。

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次に、最終的な歩行を観察します。仮合わせの段階との違いを判断し、より適合の良い装具になっているか確認します。

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最後に、装具を外した際の体表のチェックを行います。
プラスチック短下肢装具を装着される患者様のなかには感覚障害のために装具が圧迫していても痛みを感じない場合があります。
装具を外した後は必ず、圧迫されて皮膚が変色している箇所はないか確認することが大切です。
さあ、1年生が製作した装具はどうだったでしょう?

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初めて製作した装具が完成した時の様子です!
このグループはお互いの装具を見せ合いながら、具体的な反省点などをディスカッションしていました。

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「記念に撮影させて下さい!」のお願いに応えてくれました。
とても嬉しそうですね!

「自分で製作した装具を実際に装着してもらえることに、とても感動しました!」

と、笑顔で話してくれた1年生たち。
初めての製作実習でみんな悪戦苦闘していましたが、装具が完成した時の喜びもひとしおだったようです。
この喜びを忘れずに、次の製作課題も頑張りましょう!

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