2年生が4月から「下肢装具Ⅰ」の製作実習で製作してきた靴型装具が今日完成しました。 これまでの過程をレポートします! 前回製作したラスト(木型)に底材を取り付け、甲革を吊り込む準備をします。 この吊り込み作業は、靴全体の出来ばえに大きく影響するため、作業手順をしっかり頭にイメージしてから始めます。 先生が製作した製品を見て、どのように吊り込んだら綺麗に仕上げられるか学生たちも真剣です! いざ、実践です! 甲革には2枚の皮革が重ねられており、2枚の皮革を接着しながら吊り込んでいきます。接着剤が硬化する前に吊り込み作業を終えなければならないため、時間との勝負です! 吊り込みが終わったら、靴底を加工していきます。接着剤を塗るというシンプルな作業にも、美しい靴づくりの基礎が詰まっています。 靴底を貼り付け、「コバ」と呼ばれる箇所を削っていきます。 早く靴を履きたいという焦る気持ちを落ち着けて、甲革に傷をつけないように作業して下さいね! さあ、いよいよ靴の形になってきました! 最後に靴底のすべり止めを貼り合わせて、最後の仕上げとなります! ラスト(木型)から靴を外し、靴ひもを通しているところです。 紳士靴の靴ひもはスニーカーと違った通し方をします。今回このことを初めて知った学生も多かったようです。また、この製作実習では「靴の磨き方」についても教えていただけます。 次回は適合の様子をレポートします!
教務室から, 義肢装具学科