前回採型した陰性モデルにギプス泥を流し入れ、陽性モデル(石膏モデル)を製作します。この陽性モデルの表面を削ったり、石膏を盛り付けることで、切断端を挿入するソケットに体重支持機能を持たせることが可能となります。 まず始めに、義足製作の基準となる角度を設定します。人間にはそれぞれ固有のアライメント(立位時の下肢関節角度)があります。先生のアドバイスを参考に、義足使用者が快適に立位をとることができるアライメント設定をして下さいね! 切断端のなかで体重支持ができる箇所はモデルを削り、不可能な箇所は除圧を目的に石膏を盛り付けます。 学生ひとり一人が義足を製作しますが、グループごとに同じモデル被験者を担当しているため、学生同士の情報交換がとても重要となります。ここから義足製作への興味がさらに深まっていきます。 次回は、ソフトインサート製作の様子をお伝えします。
教務室から, 義肢装具学科