今回の製作実習では前回製作した陽性モデルを基に、靴を製品化する前にフィッティングを確認するためのチェックシューズを製作しました。また、このチェックシューズを基に、靴の原型となる木型(ラスト)製作の様子もレポートします! まずは陽性モデル上で靴のデザインを設計します。 自分の履く靴ですから、デザインもこだわっていますね! 次に、靴に挿入する足底板(中敷き)を製作します。 プラスチック材料を用いて陽性モデルと足底板を一体に熱成形加工し、チェックシューズの形に整えます。このチェックシューズを用いて仮合わせを行い、陽性モデルの最終的な形を決定します。 次に木型(ラスト)を製作するため、先ほど調整した陽性モデルを再び熱成形加工します。 熱成形加工したプラスチックの内部に樹脂を流し込み、再びプラスチック製の木型(ラスト)を製作します。 木型が完成すれば、いよいよ甲革(アッパー)の吊り込み準備に入ります。靴ひもを通す穴の位置をデザインし、仮止めをしています。穴の位置や数も靴を美しく見せる重要なポイントになります。 少しずつ靴の形に近づいてくると、学生たちも楽しそうです! 次は、甲側(アッパー)の吊り込み作業をレポートします!
教務室から, 義肢装具学科