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【2011年03月 アーカイブ】

2011年03月29日

速報!! ST国家試験合格発表ありました!

昨日14時に、
第13回 言語聴覚士国家試験の合格発表がありました。

結果(合格率)は以下の通りです。

      
聴能言語学科 100 %

 
補聴言語学科 87.5 %

 
         全国平均 69.3%

  
聴能は昨年度に引き続き100%で全員合格、
補聴は昨年度よりも良い結果と、
両学科とも好成績を収めることができました。
  
苦しい国家試験勉強を乗り切って、
見事STへの入り口に立てた聴能25期・補聴17期のみなさん、
本当におめでとう!
  
そして、いよいよ、新しいスタートをきる時がきましたね。
いつもいつも言っていましたが、スタートはここから。
これから始まるST人生、
対象者のみなさんにより良い臨床を提供できる専門家・臨床家として、
日々努力を重ねてがんばってください。
 
(ちょっと疲れたり、迷ったときは、学院に相談に(遊びに?)きてくださいね。) 
 
教員一同 
  

2011年03月28日

『失語症者のつどい』にボランティア参加しました

先日、学生たちが、
岐阜県で行われた『第19回岐阜県失語症者のつどい 羽島大会』に
ボランティアとしてお手伝いに行ってきました。

この『失語症者のつどい』は、
『失語症友の会』(活動内容などはコチラをご覧下さい)
の活動がベースにあり、岐阜県では毎年行われている会です。
今回、有志の学生たちがお手伝いに参加させて頂きました。

以下に、参加した学生の感想を紹介します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(Aさん)
 今回、『岐阜県失語症者の集い 羽島大会』に
 ボランティアとして参加させて頂きました。
 
 私たちボランティアの主な活動として、
 駐車場や会場案内、トイレの誘導・介助、プログラムの参加等でした。
 私が印象的だったことは、プログラムの「みんなで歌おう」でした。
 内容は「ミナモちゃん体操」という体操を行い、
 その後に3曲歌を歌うというプログラムでした。
 家族の方とコミュニケーションを取り、
 笑いながらからだを動かしたり、懐かしい歌を歌ったりと、
 皆さんとても楽しそうでした。
  
 また他の友の会の方との交流もあり、
 とても大切な会であると感じました。
  
 学生は、
 実習以外ではなかなか失語症者の方と接することもなく、
 このような大会に参加する機会もめったにないので、
 とても良い経験をすることができました。
 
(Bさん)
 私は、ボランティアスタッフとして大会に参加しました。
 この大会には、岐阜県内の様々な地域から、
 失語症の方々やご家族の方々が参加されています。
 期待と緊張がまざった気持ちで、
 参加者をお迎えする仕事につきましたが、
 緊張はすぐに吹き飛びました。
  
 ある方をお迎えした際には、
 会場近くの駐車場がいっぱいで、
 少し離れた駐車場を紹介しなければなりませんでした。
 その方は足が少々不自由であったにも関わらず、
 嫌な顔を見せず、にこにこと笑顔で対応して下さいました。
 大会中は、みなさんと一緒にお話をしたり、
 歌を歌ったり、工作をしたりと、
 終始、和やかな雰囲気でレクリエーションを楽しみました。
 
 このボランティアに参加して、
 以前STの先生が言われていた
 「伝えたい気持ちがあれば、それはきっと伝わる」
 という言葉が思い出されました。
  
 大会をお手伝いさせて頂き、
 「言葉は、コミュニケーションの一部でしかない」と実感しました。
 貴重な経験を積むことでき、とても感謝しています。

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学業の忙しさに、こういったお手伝いに何となく尻込みしてしまう学生も
いるかもしれません。
ですが、こういう経験は学生たちの大きな財産になると思います。
今回参加した学生達からも、
口々に「参加してよかった」との声を聞きました。
 
不慣れな学生たちでしたが、
このような機会を与えてくださった大会関係者の皆様、
さらには優しく迎えてくださった参加者の皆様に
感謝の意を表したいと思います。

2011年03月18日

志高く

連日、東北地方太平洋沖地震関連のニュースが続き、
被害状況が少しずつ明らかになっています。
被害にあわれた方々の姿に本当に胸が痛む日々が続いています。

地震の発生時、
聴能・補聴言語学科では集中講義の最中でした。
その揺れ具合は、
この地方では今まで経験したことがないものでしたが、
幸い人的・物的被害はありませんでした。
学生達も全員冷静で全く混乱はありませんでした。
しかし、その時の講師はかつての阪神・淡路大震災を経験されており、
先生の胸中を思うと言葉がでませんでした・・。
 
さて、このような状況の中、
多くの言語聴覚士が所属する日本言語聴覚士協会(コチラ)では
義援金口座を開設したり、
日本理学療法士協会、日本作業療法士協会とともに
ボランティア組織を立ち上げる準備をしています。
私達にできることで少しでも被災地を支援したい、
と多くの言語聴覚士が考えていると思います。
 
先日、3月5日には平成22年度の卒業式が開催され、
聴能言語学科25期生、補聴言語学科17期生が巣立っていきました。
言語聴覚士として世の中のため、
社会のために貢献することを常に念頭におき、
先輩達の後に続いていってほしいと願っています。
 

2011年03月11日

評価実習報告会、終了!

先日、1週間にわたって
評価実習報告会(補聴言語学科)が行われました。
 
評価実習とは、
補聴言語学科が2年生の2月頃に行く4週間の実習です。
本学科は3年課程のため実習カリキュラムが段階的に設定されており
評価実習の後、3年生で8週間の臨床実習を実施しています。
つまり、2年生で臨床においての「評価」までを実習し
3年生で評価に基づいた「訓練・再評価」を実習するわけです。

カリキュラムの説明はさておき・・・

実習前、不安でいっぱいの様子だった学生達は
4週間の実習を終え、ちょっぴりたくましくなっていました。
それは報告会での症例発表から伺えます。
今年の2年生は質問も活発に出ていました。
質問に対し、しどろもどろになっていた学生もいましたが・・・(笑)

しんどいことや辛いこともたくさんあったと思います。
自分の未熟さを思い知らされたこともあったと思います。
ですが、学生達なりに精一杯やってはきたんだな・・。
ということが伝わる報告会でした。

実習を通して臨床の楽しさを知った学生達。
同時に、臨床の難しさも感じた学生達。

実習で得た“思い”と
一人ひとりがしっかり向き合ってくれることを期待します。

2011年03月10日

『就職活動報告会』を行いました

卒業式を目前に控えた先日、
最上級生から在校生に向け「就職活動報告会」が行われました。

これは、就職活動を無事に終えた上級生が、
自分の就職活動について
その方法やポイント、アドバイスなどを含めて報告する会です。
 
今年も、聴能・補聴言語学科それぞれの代表者が
自らの活動報告をしてくれました。
 
在校生達は、
『就職活動』って言われても・・・(ピンとこない)。
・・・という表情で聞き始めていたようですが、
先輩達が語り始めると、みな真剣な表情に変わっていました。
 
以下は、学生の感想です。

・・・・・・・・・・・・・・
 
(Aくん)
 私は、この就職活動報告会への参加を通して、
 「就職のための活動はもうすでに始まっている」ことに気付き、
 就職に対する意識が高まりました。
 
 今の時点であっても、
 自分が就職したい分野・地域を定めることや、
 それに関係する病院・施設を下調べしておくこと、
 面接のための自己分析などは行うことができます。
 
 就職活動は臨床実習と並行しての活動になり、
 計画的に、早期からはじめることが必要になります。
 今回の報告会で先輩方の体験談を聞き、
 まだ余裕のある今のうちから
 できることを少しずつ行っていこうと思いました。
 
・・・・・・・・・・・・・・
 
(Bさん)
 入学して1年が経過しようとしている今、
 日々目先の目標を超えることで精一杯な私にとっては
 就職のことはまだずいぶん先のことと思っていました。
 
 今日の報告会で先輩方の就職活動のお話を聞き、
 公務員という高い目標を達成された先輩、
 実習先が就職先になった先輩、
 見学に行ってそのまま面接となった先輩・・・
 など、先輩方によって就職方法も様々であることを知るとともに、
 早期に就職活動に取り掛からなければならないという現実も知りました。
 また、求人票についても注意して確認し、
 事前の情報収集が非常に重要と考えさせられました。

 私は「要領良く」が不得意なので、
 臨床実習に取り組みつつ就職活動も並行するということは
 至難の業・・・だと思っています。
 
 しかし、自分のペースを保ちつつも、
 無事に就職を決められた先輩を見習い、
 今後、知識や技術、人間性を高めるとともに、
 希望をかなえられるよう積極的に頑張っていきます。
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
4月はもうすぐそこ。
就職活動はすぐにスタートです。いえ、もう始まっていますね。
1人ひとり希望や目標は違えど、
充実した活動となるように、満足のいく就職となるように願っています。
 

2011年03月07日

入学予定のみなさんへ

いよいよ3月を迎えました。
 
早いもので3/5(土)には卒業式も終え、
最上級生を送り出したら、
すぐ来月には新入生の皆さんを迎えることになります。
(卒業式の模様はまた後日お知らせします)
   
さて、この時期は入学予定の方から
「入学までに準備しておく、やっておくといいことは何ですか?」
との質問を受けることがよくあります。
そこで、在校生に
「入学までにやっておくことの“おススメ”」を聞いてみました。
 
以下にご紹介しますね。
  
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  
☆関連書籍(とっかかりやすいもの)を読む☆
 
これは多くの在校生から挙がりました。
たとえば、患者様の手記のような体験記など。
 
一例を紹介しますと、
「マンガ家が描いた失語症体験記」
「日々コウジ中-高次脳機能障害の夫と暮らす日常コミック-」
  
 ・・・などだそうです。

 
☆バイトする☆
 
これは、理由が二つ。
 
①今のうちにお金を貯めておくといい
  ・・・入学後は勉強を優先させたいのでなかなかバイトができない・・
    ↑ 1人暮らし男子学生談(笑)

②STの仕事は対象者様とのコミュニケーションが重要。
  ・・・接客のバイトなどで、
    自身のコミュニケーション能力を磨くことは、今後に役立つはず。
 
  
☆こどもと遊ぶ☆
 
STの仕事には発達の問題のある子どもさんへの支援も含まれます。
「こどもの発達を知っておく」ことはとても重要です。
 
もちろん入学後に専門的に学びますが、
実際に親類や友人のこどもと関わる機会があれば、
ぜひ実際にこどもと遊んでみてください。
 
「こどもたちと遊ぶ」ことって、簡単そうで意外と難しい?んです。
また、意外と経験のないヒトも多い?んです。

実際にこどもと関わることで、
少しイメージがふくらむのではないでしょうか?

  
・・・他にも、番外編として

☆旅行☆趣味に没頭する☆遊べるだけ遊ぶ☆
  
という意見も・・・。
入学後ももちろん休日を利用すればできることではありますが、
まとまった時間をなかなかとりにくい、という理由からのようです・・。
 
でも、
好きなことをすることも含め多くの経験をすることは、
「感性を磨く」ことにつながります。
STを目指す者としても、対象者さんと関わる上でも、
それはとても重要なことであると思います。
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
いかがでしょうか?
少しでも参考になれば幸いです。

では、4月にお会いできるのを楽しみにしています。
 
  

平成22年度卒業式&義肢装具学科卒業証書授与式!

3月4日の国家試験の翌日、3月5日(土)に平成22年度の卒業式が催され、義肢装具学科は第22期生が巣立って行きました。ご多忙中のところ、式に参列頂きました来賓の皆様におかれましては誠にありがとうございました。


また、卒業式後には、卒業生の保護者・関係者の皆様と義肢装具学科の1、2年生も集まって卒業生個々に卒業証書の授与、表彰、記念品(卒業生&在校生)の交換がされました。3月28日の国家試験合格発表は気になるところ…ですが、4月から全国各地の職場で頑張って下さい。
ご卒業おめでとうございました!


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卒業式の様子…学院長より卒業証書を授与される義肢装具学科総代


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義肢装具学科授与式の様子…各々に髙見学科長より卒業証書の授与


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式後の記念撮影①…艶やかな着物部隊(笑)


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式後の記念撮影④…全員で!

2011年03月04日

壮行会&国家試験が終わりました!

3月4日(金)に第24回義肢装具士国家試験が実施され、前日から受験地である東京に出発して受験してきました!前日の壮行会では、学院長・学科長、教務から激励の挨拶を頂き、また、在校生からは恒例の「日聴・応援団」が登場して、受験生の気持ちを盛り上げてくれました(この模様は他学科&向かいの姉妹校&通行人の方々にも大注目されてます…(笑)


合格発表は、今月末の28日の午後2時…自己採点での結果を信じて、残す一大イベントの卒業式&卒業記念パーティーの準備に備えてくれたらと思います。なにはともあれ、全員が無事に受験ができて何よりでした。
3年生の皆さん、お疲れ様でした!!


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髙見学科長には「全員合格太鼓判」の応援を頂きました!


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日聴応援団の様子…決して普段着ではありません(笑)

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