2011年03月28日

『失語症者のつどい』にボランティア参加しました

先日、学生たちが、
岐阜県で行われた『第19回岐阜県失語症者のつどい 羽島大会』に
ボランティアとしてお手伝いに行ってきました。

この『失語症者のつどい』は、
『失語症友の会』(活動内容などはコチラをご覧下さい)
の活動がベースにあり、岐阜県では毎年行われている会です。
今回、有志の学生たちがお手伝いに参加させて頂きました。

以下に、参加した学生の感想を紹介します。

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(Aさん)
 今回、『岐阜県失語症者の集い 羽島大会』に
 ボランティアとして参加させて頂きました。
 
 私たちボランティアの主な活動として、
 駐車場や会場案内、トイレの誘導・介助、プログラムの参加等でした。
 私が印象的だったことは、プログラムの「みんなで歌おう」でした。
 内容は「ミナモちゃん体操」という体操を行い、
 その後に3曲歌を歌うというプログラムでした。
 家族の方とコミュニケーションを取り、
 笑いながらからだを動かしたり、懐かしい歌を歌ったりと、
 皆さんとても楽しそうでした。
  
 また他の友の会の方との交流もあり、
 とても大切な会であると感じました。
  
 学生は、
 実習以外ではなかなか失語症者の方と接することもなく、
 このような大会に参加する機会もめったにないので、
 とても良い経験をすることができました。
 
(Bさん)
 私は、ボランティアスタッフとして大会に参加しました。
 この大会には、岐阜県内の様々な地域から、
 失語症の方々やご家族の方々が参加されています。
 期待と緊張がまざった気持ちで、
 参加者をお迎えする仕事につきましたが、
 緊張はすぐに吹き飛びました。
  
 ある方をお迎えした際には、
 会場近くの駐車場がいっぱいで、
 少し離れた駐車場を紹介しなければなりませんでした。
 その方は足が少々不自由であったにも関わらず、
 嫌な顔を見せず、にこにこと笑顔で対応して下さいました。
 大会中は、みなさんと一緒にお話をしたり、
 歌を歌ったり、工作をしたりと、
 終始、和やかな雰囲気でレクリエーションを楽しみました。
 
 このボランティアに参加して、
 以前STの先生が言われていた
 「伝えたい気持ちがあれば、それはきっと伝わる」
 という言葉が思い出されました。
  
 大会をお手伝いさせて頂き、
 「言葉は、コミュニケーションの一部でしかない」と実感しました。
 貴重な経験を積むことでき、とても感謝しています。

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学業の忙しさに、こういったお手伝いに何となく尻込みしてしまう学生も
いるかもしれません。
ですが、こういう経験は学生たちの大きな財産になると思います。
今回参加した学生達からも、
口々に「参加してよかった」との声を聞きました。
 
不慣れな学生たちでしたが、
このような機会を与えてくださった大会関係者の皆様、
さらには優しく迎えてくださった参加者の皆様に
感謝の意を表したいと思います。

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