補聴言語学科News
先日、2年生のみんなが、本学院の姉妹校である中部リハビリテーション専門学校と中部看護専門学校の学生たちと共に学ぶ、「専門職種間連携教育」を行いました。
「専門職種間連携教育」は、それぞれの専門職の役割を理解して、患者様とご家族を支えて支援するための目標や具体的な方法を多職種で協働して考えることを学びます。
患者様のカンファレンスを体験する機会とも言えます。
中部リハビリテーション専門学校からは理学療法士を目指す学生が、中部看護専門学校からは看護師を目指す学生が、そして本校からは言語聴覚士と義肢装具士を目指す学生が参加しました。
まず最初に、鵜飼リハビリテーション病院のスタッフから、専門職の役割や職種間連携の実際についての講義がありました。実際のカンファレンスの状況の説明もありましたので、各職種の評価を統合して具体的な目標設定を決定するまでの職種間連携を学ぶことができました。
つぎに患者様の動画を視聴し、グループに分かれて者様の支援について話し合いを行いました。
ともに医療の道を目指している姉妹校の学生とはいえ、初対面なのでドキドキです!
「うまく意見がいえるかな・・・」
「私の職種の役割について説明できるかな・・・」
など心配や不安が多かったと思いますが、いざ話し合いが始まると、
「今後、歩行の状態はどのくらい回復するかな?」
「退院したらどんなことに困るかな?」
「この装具をつけると歩きやすくなると思うよ」
「趣味を継続できるために必要なことは何だろう」
など、たくさんの質問や意見が出てきました。
患者様を支える志がある証拠ですね!さすがです!
患者様の希望や気持ちに寄り添って活動や参加を広げるために、それぞれの職種が役割を発揮する、多職種の役割を理解する、連携をするといった医療人としての姿勢を学ぶ大変重要な「専門職種間連携教育」でした。
この経験を忘れずに、将来、患者様とご家族のために活躍できるように、今後も学んでいきましょう!