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【2016年05月 アーカイブ】
5月から聴能言語学科の教員が3名から4名になりました! 学生たちが、一つでも多くのことを身に着けて卒業していけるように指導内容もパワーアップしていきます! ということで、今回は、5月から着任した松川先生の紹介をしたいと思います。
☆☆お名前を教えてください。 ・松川 智美です。 ☆☆出身の学科は? ・補聴言語学科です。 ☆☆STになろうと思ったきっかけは何ですか? ・旅行会社に勤務していた時にお客様と接するなかでことばの大切さを再認識したのですが、私にとって大切だと考えていたことばにご不自由さを抱えている方々がいらっしゃり、その方々の支えになれる職業(言語聴覚士)があることを知ったことがきっかけです。 ☆☆どのような病院で働いていらっしゃったのですか? ・超急性期~在宅期まで、乳児~成人までを対象とする総合病院に12年間勤務していました。 ☆☆働く上でのモットー(とか、気を付けている事)などは何かありますか? ・患者様の病気や障害だけをみるのではなく、「人」をみてその方らしい生活が送れるよう一緒に考え、寄り添うことのできる言語聴覚士でありたいと思っています。あと、普段からなるべく笑顔でいるように心がけています。 ☆☆「職業病だなぁ」と感じるときはどんな時ですか? ・スーパーなどに行くとついつい介護食や離乳食のコーナーに立ち寄り、新製品をチェックしてしまうことでしょうか。 ☆☆とっても穏やかなのですが、穏やかでいられる秘訣は? ・自分では穏やかとは思っていないのですが、のんびりしているのでそのように見えるのかもしれません(笑)。 ☆☆最後に、意気込みを! ・慣れないことが多く、ご迷惑をおかけすることがあると思いますが、学生さん達と一緒に成長できるよう、頑張りたいと思います!
お知らせ, 教員室から・・・, 聴能言語学科・補聴言語学科
この日の授業は、4月から製作しているプラスチック短下肢装具の仮合わせを行いました。修正を施した陽性モデルにプラスチック板を熱成形加工し、その後にトリミング加工(装具のデザインに削り出す作業)した装具を身体へフィッティングさせる様子をレポートします! まずは、医学的根拠に基づいた装具のデザインを学びます。 脳卒中片麻痺患者が装着することを想定し製作しているこの装具は、装具のカットラインによってその機能が大きく変わります。患者様の病態を理解すると共に、装具に求められる機能や材質の特性などを学び、装具のデザインを決定します。 仮合わせの前に設計したカットラインに合わせてトリミング加工をしている様子です。徐々に装具の形になってきましたね! 次は、いよいよ仮合わせです。装具を完成させる前に、患者様に一度装具をフィッティングする工程です。まずは先生が仮合わせの一連の流れをデモンストレーションし、義肢装具士がチェックすべき項目を一つずつ説明しています。 次に、装具装着時の歩行を観察します。 歩行時に装具が身体に及ぼす影響を観察し、最終的な装具のカットラインを決定します。 さあ、実際に装具を装着してみましょう! 仮合わせのチェック項目を確認し、フィッティングの悪い箇所はどこか、その原因はどこにあるのか、しっかり考察して下さいね! 仮合わせを行うことで、これまで学習してきた作業の一つ一つが装具全体のフィッティングに影響することに気付いたのではないでしょうか? 次はいよいよ完成です。 仮合わせで不具合のあった箇所を修正し、最後はしっかりとフィッテングした装具に仕上げましょう!
教務室から, 義肢装具学科
3年生はいよいよ6月中旬から臨床実習がスタートします。この臨床実習に向けて、それぞれの講義で前期のまとめの時期に入っています。 今回は前回の採型実習に引き続き、大腿義足四辺形ソケットの陽性モデル修正の実習が行われましたので、その様子をレポートします! 実際に石膏を削る前に、まずは四辺形ソケットの体重支持理論を再確認します。 陽性モデルのどの部分を削ると義足完成後にどのような影響が出るのか、実際の臨床例を基に具体的な方法論が示されます。一つひとつの工程にすべて目的があることを理解し、学生たちの興味は益々高まったようです。 製作理論に基づき、いざ実践! 徐々に四辺形ソケットの形状に近づいてきましたね! 陽性モデル修正は、筋の走路や骨の形状など、解剖学的に人体の構造を理解をしていないと形状を具現化することはできません。 学生たちは香川先生の陽性モデルを何度も触って、微妙な形状の違いを把握しようと一生懸命でした。 次回はソケット熱成形作業とベンチアライメント設定までの様子をレポートします!
今回の義肢装具基本工作論ではプラスチック短下肢装具の陽性モデル修正を行いました。初めて使用する石膏や工具に悪戦苦闘しながらも、一生懸命に取り組む1年生の様子をレポートします! 始めに、陽性モデルに適切なアライメントラインを設定します。 ラインの見方や線の引き方など、製作上の基礎を学んでいきます。 実際にアライメントラインを引いてみましょう! 装具の治療効果に関わる重要な作業なので、正確に設定することが大切です。 設定したアライメントラインを基準に、陽性モデルを修正していきます。学生たちは先生のデモンストレーションを食い入るように見ていますね。 この学生は足底の削り修正をしていますね。足底の削り方ひとつで装具の安定性に影響するため、慎重な作業が必要です。 この学生は盛り修正をしています。初めて使用する材料や工具に少し戸惑い気味ですが、徐々に慣れて行って下さいね! 最後に、アライメント設定やモデル修正が適切に行われているか先生にチェックしてもらいます。 こうしたやり取りの中から、義肢装具を製作していくための視点が養われていきます。 次は、プラスチックの熱成形、仮合わせの様子をレポートします!
今年3月に開催された「第9回国際アビリンピック」(フランス)において義肢装具学科OBの香川貴宏先生(㈱松本義肢製作所)が金メダルを獲得されました。国際アビリンピックは義肢製作に関する技能を競う国際大会であり、世界各国の国内予選を勝ち抜いた選手だけが出場できる障がい者の技能競技大会です。香川先生は日々の臨床業務の傍ら、本校の非常勤講師として後輩の指導にもあたっています。 5月20日(金)に香川先生は首相官邸に招かれ、安倍内閣総理大臣に金メダル受賞の報告をしました。また、安倍総理より「内閣総理大臣表彰」を授与されました。 首相官邸内で安倍内閣総理大臣との記念撮影。 安倍総理より「内閣総理大臣表彰」を受ける香川先生。 安倍総理大臣への金メダル受賞報告の様子。 政府インターネットテレビ 「国際アビリンピック金メダリストへの内閣総理大臣表彰」 国際アビリンピック(フランス)競技中の香川先生。 日本代表選手として様々なプレッシャーがあったと思いますが、素晴らしい結果を残され、学生たちにとても良い刺激をいただきました。 香川先生、本当におめでとうございました!
報告が遅くなってしまいましたが、 4月某日、聴能言語学科2年生主催の新1年生歓迎会を行いました。 毎年恒例のこの会は、 学院のホールで和気あいあいと進められます。 今年も、2年生たちが手作り(お料理も!)の会で、新入生である1年生をもてなしました。 やる気満々!(お料理の腕前は…?) 男子もお手伝いです。 焼き上がりが楽しみ~(^^) 入学して3週間近く経ち、 学院生活にまだまだ慣れない学生も多い時期です。 また、社会人経験を経た新入生にとっては、 1日ずっと座っていることに慣れない学生もいたりします。 毎日の講義に圧倒?されているかもしれません。 この会は2年生との交流の場でもあります。 1年生からは、不安に思っている勉強のしかたや講義についての質問がでたり、出身地の話で盛り上がったり。 和やかな会となりました。
数ヵ月後に実習を控え講義や演習で忙しくしている2年生にとっても よい息抜きの時間になったのではないでしょうか? 最後は全員で! 今回の新入生の多くは、入学前に学院のオープンキャンパスにきてくれています。 やはり、実際に来てみることで、先輩たちの姿だったり、学院の雰囲気、 学院の教育体制についてなどをより具体的に知ることができます。 言語聴覚士に興味のある方は、ぜひオープンキャンパスにお越しください! 今年度最初のオープンキャンパスは、 5/28(土)午後に開催いたします。 なお、当日ご都合がつかない場合は、お気軽に学校見学にいらしてください。 学校見学では、オープンキャンパスの内容に準じ、仕事紹介や学科説明を行います。 専任教員が1対1で対応させて頂き、ご質問にも直接お答えいたします。 なお、学校見学は曜日によっては20:00までは可能です(19:00までにはお越しください)。
聴能言語学科・補聴言語学科, 行事報告(聴能)
4月に入学した1年生は毎週火曜日に「義肢装具基本工作論」の製作実習を行っています。最初の製作課題は「プラスチック短下肢装具シューホーン型」を製作しています。まず、装具製作の基となる身体の石膏モデルを製作するために採型(さいけい)を行います。今回は学生同士の下腿部を採型し、装具を製作していきます。 1年生にとって初めての採型実習の様子をレポートします。 装具を製作する前に脳卒中片麻痺の病態と短下肢装具の適応について講義を受けます。1年生には少し難しい講義ですが、「なぜ装具が必要なのか?」を理解した上で装具を製作することが重要ですね! 次は、いよいよ採型です。 最初に先生のデモンストレーションを学生全員で見学します。 ギプス包帯の性質や採型の手順、作業全体の時間配分など細かく説明を受けています。 先生のデモンストレーションを見ながら真剣にメモをとっていますね!大切なのは作業のポイントを見逃さない観察力ですよ! 今回の採型は下腿部の形状がきれいに採型されているだけでなく、立位のアライメントが正確に再現されていることも重要ですね! では、いよいよ学生同士で採型してみましょう! いざ採型してみると、先生のデモンストレーションの中に採型のポイントが沢山あったことに気づいたのではないでしょうか? 義肢装具士は患者様の病態を理解し、採型をするところからモノづくりが始まります。 1年生のみなさん、一歩ずつ義肢装具士への道を歩んで行ってくださいね! ◇◇◇ お知らせ ◇◇◇ 第3回オープンキャンパス 6月18日(土)では、『脳卒中片麻痺の装具療法』をテーマに体験授業を行います。今回のレポートでご紹介したように、「脳卒中片麻痺の装具療法」についての講義に続き、「短下肢装具の採型実習」を体験して頂けます! 義肢装具学科の先生はもちろん、在校生と話す機会もたくさんありますので、入試情報や学校生活など、どんどん質問して医療専門職としての義肢装具士の魅力を体感してください!! 義肢装具学科オープンキャンパスの詳細はコチラ
5月1日に日本パラリンピック陸上選手権が鳥取で開催され、既にリオデジャネイロ・パラリンピック日本代表選手として内定している本校OBの山本篤君が「走り幅跳び男子(切断などT42)」で6m56cmの世界新記録で優勝しました! この記録は従来の世界記録を3cmも塗り替えています。また、この快挙は新聞各社によって全国に報道されています。 ※中日新聞 2016年(平成28年)5月2日(月曜日)より 日本聴能言語福祉学院では山本君のリオデジャネイロ・パラリンピックでの活躍を期待しています!引き続き、全校を挙げて応援して行きます! ガンバレ山本先輩!