4月に入学した1年生は毎週火曜日に「義肢装具基本工作論」の製作実習を行っています。最初の製作課題は「プラスチック短下肢装具シューホーン型」を製作しています。まず、装具製作の基となる身体の石膏モデルを製作するために採型(さいけい)を行います。今回は学生同士の下腿部を採型し、装具を製作していきます。 1年生にとって初めての採型実習の様子をレポートします。 装具を製作する前に脳卒中片麻痺の病態と短下肢装具の適応について講義を受けます。1年生には少し難しい講義ですが、「なぜ装具が必要なのか?」を理解した上で装具を製作することが重要ですね! 次は、いよいよ採型です。 最初に先生のデモンストレーションを学生全員で見学します。 ギプス包帯の性質や採型の手順、作業全体の時間配分など細かく説明を受けています。 先生のデモンストレーションを見ながら真剣にメモをとっていますね!大切なのは作業のポイントを見逃さない観察力ですよ! 今回の採型は下腿部の形状がきれいに採型されているだけでなく、立位のアライメントが正確に再現されていることも重要ですね! では、いよいよ学生同士で採型してみましょう! いざ採型してみると、先生のデモンストレーションの中に採型のポイントが沢山あったことに気づいたのではないでしょうか? 義肢装具士は患者様の病態を理解し、採型をするところからモノづくりが始まります。 1年生のみなさん、一歩ずつ義肢装具士への道を歩んで行ってくださいね! ◇◇◇ お知らせ ◇◇◇ 第3回オープンキャンパス 6月18日(土)では、『脳卒中片麻痺の装具療法』をテーマに体験授業を行います。今回のレポートでご紹介したように、「脳卒中片麻痺の装具療法」についての講義に続き、「短下肢装具の採型実習」を体験して頂けます! 義肢装具学科の先生はもちろん、在校生と話す機会もたくさんありますので、入試情報や学校生活など、どんどん質問して医療専門職としての義肢装具士の魅力を体感してください!! 義肢装具学科オープンキャンパスの詳細はコチラ
教務室から, 義肢装具学科