言語聴覚学科News
現在2年生は、患者様の状態を短時間で大まかに把握するための「スクリーニング検査」の演習に取り組んでいます。
まずはグループでオリジナルのスクリーニング検査を作成しました。
3年生にアドバイスをもらいながら、一生懸命に作成して無事に完成することができました。
しかし、ただ作成するだけではありません。実施できなければ意味がありません。
作成後は、そのスクリーニング検査を使って実技演習を行います。
そして昨年度から、この演習には本学院併設の「若宮ことばの支援室」を利用されている失語症などのコミュニケーション障害の当事者の皆様にご協力いただいています。
実際にコミュニケーションに困難をお持ちの方々を目の前にし、身が引き締まる思いで臨みます。
はたして、実技練習の成果は発揮できるでしょうか・・・


緊張のあまり、早口になってしまったり・・・、声が小さくなってしまったり・・・。
これでは目の前の利用者様に伝わりませんね。
直ちに教員は、「もう少し大きな声でゆっくりと」とアドバイスをします。
また課題の選択や進行でも「あれれ?」と疑問に思うことがありました。
この時も教員は、「今はどうしてこの問題を行ったのかな?」と質問をして、一緒に考えていきます。


うまくできなくてもOK!初めてなので当然です。
ここで学んだことを、次の実習で活かせばいいのです。
若宮ことばの支援室の利用者様は、学生のスキルアップために快くご協力してくださりました。本当にありがとうございました。
リアルな体験をさせていただいたことで、実技はもろんですが、礼節や責任感も学ぶことができましたね。
今回協力をしてくださった利用者の皆様への感謝の気持ちは、2月の評価実習の実技で示しましょう!