言語聴覚学科News
10月になり、朝夕は少しずつ涼しくなってきましたね。
そして10月、3年生は9月でほとんどの学生の臨床実習が終了し、本格的に国家試験モードに入りました。
「臨床実習」は8週間と長く、今までの学びや経験の集大成となる実習です。
患者様に関する情報収集や、観察・検査などを行い患者様の全体像を把握し、ことばや食べる訓練の目標を設定しプログラムを考え、実際にリハビリテーションも担当させていただきます。
このように臨床実習は、実際の現場で行う言語聴覚士の業務の一連の流れを経験させていただきます。
臨床実習前に取り組んだ演習では、「患者様はどのような方かな?」、「どのような生活をされているのかな?」、「今後の生活には何が必要かな?」など、患者様の障害のみに着目するのではなく、全体像を捉えた上で支援の方法を一生懸命に考えました。
臨床実習でその成果を発揮できたでしょうか。
その成果発表は、来週から始まる「実習報告会」で、ぜひ聞かせてください。

中には、2年生の見学実習と3年生の臨床実習で同時期に同じ実習先に向かう人もいます。
後輩たちに良い手本となっているかな?お互いに良い刺激となると良いですね。
さて、2年生は夏休みに実習がありましたので紹介します。
2年生の見学実習は5日間。母体の鵜飼リハビリテーション病院を中心に、外部での実習も含め、初めての本格的な実習となります。
この「見学実習」、「見学」という名称ではありますが、ただ見て終わり、ではありません。
入院患者様と直接会話をさせていただき、そのスキルを指導者にチェックしてもらいます。1年生から何度も積み重ねてきた患者様との会話技術を発揮するチャンスです。
また、実際のリハビリテーション場面を見学し、その様子から患者様のイメージをふくらませます。

実習が始まる前は大変緊張していましたが、行ってみると「あっという間でした!」「先生が優しく教えて下さいました」などの感想がありました。
2年生は、これから後期の授業を経て、2月に「評価実習」を迎えます。見学実習での反省や学びをもとに、評価実習に向けて勉強を進めていきましょうね。

多くの経験をして、学院に戻ってきたみんな。
2年生は評価実習に向けて、3年生は国家試験に向けて、それぞれがんばりましょう。