補聴言語学科News
1年生毎年恒例の保育実習が、8月の夏季休暇中に行われました。
市内近隣4か所の保育園に分かれ、それぞれ2~3日間、実習にてお世話になりました。
私たち言語聴覚士は、
高齢の方からお子さんまで幅広い年齢層の方を対象としてリハビリを行っています。
小児領域を希望して入学する学生さんもここ数年増えてきており、
卒業生が小児専門の施設を開業し、
経営者としても活躍している、という話も聞くようになりました。
小児対象の施設に就職して活躍すると、障がいをお持ちのお子さん達と関わることになるわけですが、
障がいを理解するためには、まず正常な発達を知ることが大変重要です。
学校の座学や教科書で学んでいても、
イメージは難しく、
実際に見て触れて、お子さん達と会話して遊んでみて経験することが、
とてもとても大事なのです。
また、保育のプロである保育士さんのお子さんとの接し方から、多くを学ぶことができます。
そのためこの保育実習は大変、大変貴重な機会となっています。
以下、学生達の感想です。
「1歳と2歳ではこんな差があるとは思わなかった」
「子供と関わることは苦手だったが、実際に保育士の先生の接し方を見てその関わり方を学ぶことができた」
「保育士の先生方の視野の広さに驚いた。全体に視野を持って動くことも大事だが、お子さん一人ひとりを見ることも忘れてはいけないと思った」
「お子さん達一人ひとりに特徴があり、それを知ることで支援の幅が広がるのだと思った」
「将来言語聴覚士になった際に、活かされると感じた」
「子どもたちにとっては些細な日常として過ぎるのだと思うが、私にとっては自分の価値観が大きく変わった、人生でも大きな出来事として残るだろうと思う。」
将来、小児領域に就職する学生たちはもちろん、
それ以外の領域に就職する学生にも、いつかどこかで活かせる学びがあったのでは、と思っています。
夏の暑い中でしたが、お疲れ様でした!