補聴言語学科News
2024.7.22
補聴言語学科
第18回愛知県言語聴覚士会 学術集会!
2024年6月30日(日)、名古屋駅近くの愛知県産業労働センター“ウインクあいち”にて、愛知県言語聴覚士会 学術集会が開催されました。
学術集会、略して「学会」と呼びます。
学会というのは「勉強会」のようなものです。
その分野の専門職種が集まって、新しい知識・技術を一緒に学び合う場になります。
今回は、愛知県の言語聴覚士で作る団体、愛知県言語聴覚士会が主催した学会でした。
そして、その大会長を本学院の教員、土屋美智子先生が務め、
愛知県内の多くの言語聴覚士の先生方が参加されました。
また学会を盛り上げるために学院の教員はもちろんのこと、学生や、県外の卒業生も参加してくれました。
そうなんです。学会って学生も参加できるのです!!
専門的な内容が多いし学生で参加するのは少し難しいかな?と思うかもしれませんが、
学生にもぜひ学会を知ってほしい、言語聴覚士の仕事を知ってほしい、という思いから
学生も参加しやすいプログラムとなっていました。
また、当日スタッフとして手伝いに来てくれた学生も多数いました。
いくつか、学会の様子をご紹介します。
まずは学生企画「教えて!県士会」です。
この企画、文字通り学生が主体となって企画・運営したものになります。
学会の中で30分の時間をいただき、県士会について学ぶための講演会を行いました。
本学院の学生だけでなく、愛知県内の言語聴覚士を目指す養成校の学生が集まり、総勢14名の学生が参加し、3月から毎月1回集まり準備を進めてきました。
今回の学会主催でもある愛知県言語聴覚士会、略して“県士会”。
県士会って何なの?
資格を取ったら必ず所属するの?
何をしている組織なの?
どんなことをしているの?
などなど、事前に各校で集めた質問を元に、県士会副会長である村瀬文康先生にお答えいただく、という内容でした。
実行委員となった14名の学生達は、自分たちの学校で質問を集め、吟味し、どの質問をどう先生に質問するか、構成を考えスライドを作り、当日の原稿も作り、この日まで準備を重ねてきました。
会場にはたくさんの方が観覧に来てくださいました。
それぞれの学校の先生方の姿もありました。
まるで我が子の授業参観のような⁉気持ちで観覧してくださったことと思います(笑)。
県士会のあり方を、村瀬先生から直接聞いて、
将来こんな風に言語聴覚士として働いてみたい、県士会に所属して地域へ貢献したい、と感じてくれた学生も多かったのではないでしょうか。
また、初めて同じ言語聴覚士を志す他校の生徒さんたちと交流を持ちました。
この経験はいずれ社会に出たときに、とても強い絆になるのではないでしょうか。
そして今回、土屋先生は会長講演にて専門である吃音をテーマに講演されました。
その講演にご参加された吃音のお子さんを持つお母様が、少しでも吃音について知ってほしいということで作られた「折り本」。
この作成および配布を学生達が手伝ってくれました。
A3の用紙を切って折ることで完成する「折り本」。
当日配布できるよう、学校中の学生に声をかけて事前に200部作成。
昼休みを使って、せっせと作成を手伝ってくれました。
また、当日もブースを設け、啓発および配布を行いました。
大変盛況で、あらかじめ用意した折り本がほとんどなくなりました。
学生達の協力もあり、学会は無事終了。
当日は雨も降っていましたが、多数の先生方にご参加いただきました。
学生達もこの活動を通して、少しでも県士会のことを知り、今後の働き方のイメージを持ってもらえると嬉しいです。
皆さん、お疲れ様でした!