補聴言語学科News
1年生恒例、【なごや福祉用具プラザ】の研修に行ってきました。
感染対策が少し緩和され、今回は2グループに分かれての研修でした。
まずは全体で集まって「なごや福祉用具プラザ」とはどんなところ?という説明を聞きました。
多くの資料をご用意くださり、1つずつご説明いただきました。
臨床現場を知らない学生にとっては、この施設が行っている多数の事業・支援については、どれも初めて知る情報だったのではないでしょうか。
その後はグループに分かれ、実際の用具の説明を受けつつ、体験をしました。
見たことがある物、初めて知る物、実際に触れて気付く物、などなど、本当に貴重な経験の連続でした。
こちらの写真は、言語聴覚士に欠かせない、「食事」にまつわる福祉用具です。
「何これ~?」と手にして、使ってみて、体験します。
今はまだ「何これ?」ですが、これらの正しい使い方を理解し、患者様・ご家族様に紹介するのが言語聴覚士の役割です。
車椅子の乗車体験でも、様々な形、用途のある車椅子を経験しました。
「座る姿勢」というのは、食事をする上でも、実は重要な要素の1つです。
姿勢が悪いと「食べ物が変なところに入っていくよ」なんてよく聞きますが、
実際そうなのです。
飲み込みの障害があって、さらに姿勢が維持できない患者さんに対して、適切な車椅子を選択するための知識は、言語聴覚士にとって必要です。
安全に、そして美味しく食べていただくために、姿勢や道具の知識を学んでいく必要があります。
「車椅子」といっても、こんなに様々なタイプがあることに驚いたのではないでしょうか?
タイヤの形1つからしっかり見て、その患者さんにはどの車椅子が適しているのか、をこれから学んでほしいと思います。
他にも福祉住宅、コミュニケーションを支援する機器、靴下をはく動作をサポートする道具、歩行を補助する杖、介護ロボットなどなど、時間いっぱい、非常にたくさんの福祉用具をご紹介いただきました。
この経験が将来言語聴覚士になった時に、少しでも参考になればと思っています。
お疲れ様でした!