« 2011年04月NEWS TOPへ戻る2011年06月 »

【2011年05月 アーカイブ】

2011年05月31日

卒研中間報告会が開催されました!

3年生による卒業研究の中間報告会がありました。この時期に中間?というのは、来週から3年生は2ヶ月間の臨床実習に赴き、夏休みを挟んで次に登校するのは9月になります。そして、11月中旬には本発表会になるため、6月のこのタイミングで中間報告になります。


各班とも2年生後半より進めてきた研究テーマを「なぜ?どうして??」「ココが問題だから!」「改善するためには…」と、研究を決めた経緯、目的、実験の途中結果をプレゼンしました。例年の通り?進行具合にはばらつきがありましたが、自分達の立ち位置を‘客観的’に感じたことと思います…。


3年生の皆さん、来週からの臨床実習はもちろん、実習中および夏休み中の国家試験対策に卒業研究、就職活動と後期からも何かと大変ですが、持ち前の「前向きな姿勢と汗をかくスタイル」で義肢装具使用者の方々のための研究・手法、エビデンスの構築のための勉強を頑張って、自ら考える力を培ってください!
臨床実習訪問の際、もしかしたら?会えるのを楽しみにしています!


20110531-1.jpg
報告会の様子①
…分かりやすく伝える手法を学ぶのも卒研の大事なポイントです!


20110531-6.jpg
報告会の様子②
…聴講する2年生も興味深く聞いて活発な質疑をしてくれました!


20110531-2.jpg
報告会の様子③
…第1班「下肢装具の足継手」に関する研究です!


20110531-3.jpg
報告会の様子④
…第2班「体幹装具の選択方法」に関する研究です!


20110531-4.jpg
報告会の様子⑤
…第3班「整形靴の製作方法」に関する研究です!


20110531-5.jpg
報告会の様子⑥
…第4班「義足ソケット内環境」に関する研究です!

失語症の検査実技試験がありました

さわやかな新緑の季節から一転、
名古屋も梅雨入りとなってしまいました。
毎日の雨には少し気が滅入りますが、勉強をするには良い季節かもしれません。
 
そんな中、補聴2年生は実技試験がありました。
標準失語症検査(通称SLTA)という、
失語症の検査としては広く用いられている検査になります。
 
26項目もある検査で、
各課題の出し方や、ヒントの出し方など覚えることは膨大になります。
それに加えて記録の内容や検査中の態度なども評価されるため、
学生は気が抜けません。
試験の何週間も前から、
学生は検査のマニュアルとにらめっこをしながら検査の練習に励んでいました。
 
 DSCN0168SLTA1.JPG
 
 DSCN0171SLTA2.JPG
      練習中の学生たちです。真剣!
  
実際の試験本番では、
緊張で頭が真っ白になってしまい実力が発揮できない学生もちらほら・・・。
来年2月の評価実習ではこの検査を使うことも多いかと思います。
練習に練習を重ねて、
患者様の前では落ち着いてできることを祈るばかりです。
 

2011年05月30日

模擬授業でインソールをつくろう!

義肢装具学科のオープンキャンパスは、6月25(土),7月23日(土),8月20日(土)に各1回開催されます!内容は昨年、好評を得た模擬授業にて「モノづくり体験」をして頂くことになっています!!初回は6月、また7月&8月は夏休み中の開催になりますので、最終的な進路を決定するための良い情報が得られると思います。ご家族の方や友人と一緒でも構いませんので、この機会にぜひ参加してみてください。教員、当日の学生スタッフ一同、楽しみにまっています(*義肢装具学科のオープンキャンパスの詳細はコチラ)!!!


昨年参加して下さった方のコメント(一部抜粋)
・学校の内容がよく分かり、雰囲気も良いと思いました。
・貴校を知る上で大変参考になりました。やってみて面白かった。
・授業の体験ができ、学校の特徴が分かりやすかった。
・生徒の人達ともいろいろな話ができてとても良かったです。
・簡易ながらも仕事の一端を体験できて、さらに興味が湧きました。
・学生の方や教員の方が、やさしく教えていただき楽しめました。



参加して頂く皆さんには、実際に授業で使用している工作機械や材料を使い、簡単なインソール(靴の中に入れる中敷きのようなもの)を作って頂きます。教員による模擬授業に加えて、モノづくりを体験することで義肢装具士の仕事の楽しさ、奥深さをしっかりと理解することができます。もちろん、参加費用は無料、作ったインソールはオープンキャンパスの記念にお持ち帰り頂けます!ぜひ、この機会に教員や学生スタッフと一緒に模擬授業の体験してみませんか?


20110530-3.jpg
20110530-4.jpg
20100611-2.jpg
*作ったインソールを装着するため、当日は中敷きの取り外しが可能な
 運動靴を履いて&服装も軽装でお越し下さい!
*材料準備などの都合上、参加お申し込みは前日の夕方(午後5時)まで
 に行ってください!

2011年05月26日

義肢装具製作会社見学ツアーのご案内②!

oc-po-2011-1.jpg


義肢装具学科では、本年度も進路を検討中の皆様にオープンキャンパス(6,7,8月に各1回)に加えて、個別での学校見学、義肢装具製作施設の見学ツアーを実施します!


あなたのご都合の良い時間を利用して、義肢装具士が実際に働いている職場を見学してみませんか?本校の専任教員が義肢装具製作施設まで案内します!見学日や集合時間などは個別に調整させていただきますので、参加ご希望の方は担当者(義肢装具学科教務主任:中川)までご連絡ください(*当日はご本人だけでなく、保護者の皆様の同伴も可能です)。


見学日時 : 個別に調整をいたします(日曜日以外)。
集合場所 : 本校(日本聴能言語福祉学院)
        *学校に来て頂き、そこから専用車で施設まで送迎します。
見学施設 : ㈱松本義肢製作所(愛知県小牧市 *ホームページ
所要時間 : 約2~3時間(見学1時間+移動1時間30分)。
その他等 : 参加費は不要です(本校までの交通は自己負担願います)。



oc-po-2011-2.jpg

2011年05月25日

臨床実習指導者会議がありました

5月21日土曜日、実習指導者会議を行いました。
 
6月の下旬から、聴能言語学科、補聴言語学科の最終学年にとって、
これまでの学習の総まとめともいえる臨床実習が始まります。
その前段階として、指導者の先生をお招きし、実習方法についての説明等を行う会議です。
学生たちが実習でお世話になる各施設の先生方のなかには、
初めて実習生を受けられる先生もいらっしゃり、不安もあるかもしれません。
 
しかし、それ以上に教員は、
Aくんはだいじょうぶだろうか?
Bさんはしっかり最後までやり遂げるだろうか?・・・という不安も・・。
だからこそ、学生たちにとって少しでも有意義な実習となればと願う余り、
ついつい指導者の先生方への要望も多くなってしまいがちで・・・。
  
幸いにして当学院の学生たちが実習する施設の先生方は、
みなさんとても温厚で熱心な方ばかりで、
学生のためになるように、と、
教員側との連携にも熱心に応じていただける方ばかりです。
  
この会議後半には、実習学生と指導者との面談もあります。
これからお世話になる先生にお会いする貴重な機会で、
どの学生達も緊張顔・・・。
しかし、いったん面談が始まれば、
先生方のリードで和やかな雰囲気に一変していました。
 
DSCN0058-1.JPG
      熱心に質問する学生たち
 
 
実習指導経験としてはベテランの先生から初めての先生までたくさんいらっしゃるけれど、
特に本学院は卒業生数も多いため(約1000人)、
実習指導は卒業生にお願いすることが多いです。
卒業生だからこその信頼関係で、
学院と密に連携がとれるスムーズな実習が可能です。
今年新顔の指導者の先生にお会いして、
かつての学生時代を思い出しながら、
同時に、
頼もしく成長した姿に喜ばしい想いもひとしお、の指導者会議でした。
 

2011年05月20日

オープンキャンパスのお知らせ

気持ちのいい季節になりました。
しかし日中は暑いくらいで、半袖姿の学生達も多い、5月の学院です。
 
さて、来週の5/28(土)午後に、
今年度第1回目となるオープンキャンパス(聴能・補聴)を開催します!
 
言語聴覚士に興味がある方はもちろん、
なんとなく医療関係の職業に興味のある方、
「リハビリ」とか「ことば」とか「コミュニケーション」とかに
興味のある方・・・・
  
まずは一度学院にお越し下さい!
教員はもちろん、在校生もみなさんをお待ちしています。
   
shousai-2010.jpg
 
なお、当日のご都合がつかない場合には、
ぜひお気軽に学校見学にいらしてください。
専任教員が個別に対応させていただきます。
 
under.jpg 
 
お待ちしてます!
 

新入生の今

新緑も日増しに色濃くなり、
風がさわやかな過ごしやすい季節になりましたね。
 
聴能言語学科1年生の学生達も、
入学からはや1ヶ月半余りとなりました。 
入学当初の緊張感も取れ、
学生達の表情もずいぶん和らいできたように思います。
 
一方で、
少しずつ授業が進んできたことで疑問点も多く生まれてくるようで、
講義後に講師の先生に質問をしたり、
放課後にクラスメイトで一緒に勉強したりする姿も見られるようになりました。
  
教員の目から見ても、
学院生活にだいぶ馴染んできたのでは?と思いますが、
ちょっとここで実際の学生達の声を聞いてみましょう。 
 
****************************
  
 ※(   )内は教員の感想です。
 
学生A 「ようやく通学に慣れた」
 
 (やっぱり、毎日学校に通うリズムを作るのも結構かかるんですね。
 遠くから通っている学生達もいますので、
 毎日の通学に慣れるのもひと苦労、かも知れませんね。)
 
学生B 「体脂肪率が下がった」
 
 (健康的な生活を送っているということでしょうか(笑) )
 
学生C 「自分の鼻やのどの奥の構造をイメージするようになった」
 
 (さすが、STの卵! 
  耳鼻科などの講義で学んだことが活きている証拠ですね)
 
学生D 「これからどのくらい忙しくなるのかちょっと不安・・・」
  
 (そうですね。
  2年間で職業人となるコースですから忙しいのは当然かも。。
  忙しさの中での時間のやりくりや勉強の仕方など、
  縦割り交流会(←またブログで紹介します)などを利用して
  上級生に色々教えてもらいましょう。)
 
学生E 「クラスで飲み会もあるし、楽しいです」
   
 (それは何よりです。
  まずは、同じSTを志す仲間と良い関係を築いていきましょう)
 
***************************
  
入学当初とは違い少しずつリズムがつかめてきた今、
学校生活の楽しみも大変さも分かってきたようです。
まずは第一段階、ですね。
  
STへの道のりは始まったばかりですが、
これからの2年間で職業人として育っていく姿を楽しみにしています。
  

2011年05月19日

新緑の季節。みんなでリフレッシュ!~補聴講義紹介~

5月という時期は
山も街も美しい緑に包まれ、穏やかで平和で、
そしてどこかなつかしい感じがする。
被災された人たちも、
この緑の輝きに心を癒されているという。
 
最終学年を迎えた補聴言語学科の緑の学生たちも
来年の春には大いなる花を咲かせようと国家試験対策に奮闘中である。
 
しかし、さわやかな陽気に満ちているこの季節に
部屋の中に閉じこもり机にかじりついてばかりいては
決して健康的とはいえない。
 
人間は本来活動的な生き物で、
動いているときに神経活動が活発になり、
脳がよく働き学習へのモチベーションも高まるといわれている。
 
幸いなことに最終学年では保健体育Ⅱという科目があり、
室内で行えるボールなどを使ったさまざまな軽スポーツや
新聞など身近な材料を使った楽しいレクリエーションを通じて、
心と体のリフレッシュと共に、
身体機能の生理的なメカニズムなどについても学べるようになっている。
  
DSCN0075.JPG
 
DSCN0056.JPG
 
愛知県レクリエーション協会に所属して、
長年健康体力づくりの教室で指導してこられた
六鹿恵子先生の指導の下、
学生たちは小さな子供のようになって無邪気にはしゃぎ、
とても楽しそうに参加していた。
 
その日の最後のプログラムは、
向かい合った2人が2本の縄を大きく交互に回し、
そこへ順番に入って跳ぶ『ダブルダッチ』という縄跳びである。
はじめは長続きせず、すぐに縄に引っかかってしまっていたが、
後半はみんなそれぞれに上達していったようだ。
最終的にトリオで決めたのは、
KさんとNくんとTさんで息の合った見事なジャンプだった。
   ↓
DSCN0161nawatobi.JPG
  
プログラムが終わった後の学生たちは、
生き生きとした表情と活気に満ちた動き、そして音声へと変容していた。
この科目も今日で終わりかと思うと、
なにやらさびしい気持ちになるのだった。
 
この科目でリフレッシュした心身で、
仕上げの講義と来月からの臨床実習を乗り切って欲しい。
 

2011年05月18日

2,3年生の実習をレポート①!!

4月中旬から授業がスタートして約1ヶ月。各学年の製作実習も始まりました!今回は2,3年生(前期)に、モノ作りを行う製作実習の授業「下腿義足(2年生)」&「大腿義足(3年生)」の一場面を紹介をします!!


また、1年生は週1回、「義肢装具基本工作論」という専門科目(実習)の授業があります。1年次の年明け、2年生から始まる専門科目(実習)に向けた義肢装具の製作・適合のために、必要最低限の製作技術習得、諸材料の特性を知るために、実際の義肢や装具を製作しながら基本工作を学んでいきます(*1年生の授業風景の様子は後日レポートします!)


20110518-1.jpg
(2年生)作業中の表情は真剣そのもの!


20110518-2.jpg
(2年生)ミシンだって使いこなします!


20110518-3.jpg
(3年生)義足ソケットの樹脂注型中!


20110518-4.jpg
(3年生)義足の組み立て作業の確認中!


2011年05月12日

就職活動開始!! 緊張の模擬面接! ~~就職ガイダンスに引き続き~~

昨日(5月11日)、
補聴言語学科で集団面接を想定しての模擬面接を実施しました。
5人1グループで、面接官3名。
 
「言語聴覚士を目指したきっかけを教えてください」
「臨床を行う際に自分が心がけていることを教えてください」
「実習の中で印象に残っている出来事を教えてください」
「他人と意見が食い違った時にどうしますか」
 
など、仕事に関係する基本的な質問を中心に実施。
 
 mogimensetsu1.JPG
   「緊張!!!!」 
 
入ってきたときからガチガチで、
後から聞けば微笑んでいたつもり、と本人。
面接官からは「能面!」のように映っていた人数名。
 
集団面接なので、
前の人の言葉につられ同じような内容になってしまったり、
待っている間の表情が呆然としたものになってしまったり。
緊張のために身体が揺れ、
椅子の座り方で姿勢が悪く見えたり、
手の置き場に困りやたらに動かしたり。
 
  
 mogimensetsu2.JPG
 
  
なかには面接場所までの交通機関や趣味の話し、時事問題など、
少し意表をつく質問もあり苦労する場面も。
社会人経験のある人たちも、
話す内容は良いものの若干焦っている様子が伺えました。
 
今日は就職活動の第一歩!
これから本命の就職先奪取のためには、もう少し練習が必要そうです。
 
 

2011年05月11日

就職ガイダンスを行いました

先日、両学科の最上級生を対象に「就職ガイダンス」を行いました。
毎年この時期に行われるガイダンスは、2部構成になっています。

1部は教員から就職状況や活動についての説明です。
聴能言語学科の学生には大学での就職活動経験者が多いのですが、
この業界の就職活動は企業への活動とは違う点もあります。
 
また、補聴言語学科の学生達にとっては
「就活」が未知の世界である学生が多いため、
この合同ガイダンス後、さらに詳しいガイダンスを実施しています。
 
2部では、卒業生を招いて『職場紹介』や『就職活動へのアドバイス』等を
行ってもらっています。
卒業生達はちょっぴり緊張している様子でしたが、
学生達の質問に丁寧に答えてくれ、
先輩STとして臨床を通して得た“想い”も十分伝えてくれました。
それは学生達の心にきっと響いたと思います。
どうもありがとうございました。
 
 
  syuugai1.JPG
     卒業生の話を熱心に聞いています。
 
  syuugai2.JPG
     会終了後の茶話会。自由に質問できるチャンス!
  
 
日々の授業やもうすぐ始まる実習等、
学生達にとっては「就職」はまだまだ先の話と思っていたかもしれません。
ですが、「就活」はもう始まっています!
この日をきっかけに、
少し身近に感じた「就職」も考えていきましょうね。
 
 

日本聴能言語福祉学院 NEWS TOP 日本聴能言語福祉学院 TOP