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【2010年06月 アーカイブ】

2010年06月30日

実習前の特別講義!-言語聴覚士専門学校教員のつぶやき(21)-

さて、実習を控えた最上級生達は、
実習先で用いる検査の手技、評価報告書の書き方、
訓練プログラム立案等・・の復習や、
先輩達が残した実習報告書を読んで実習の流れを確認したりするなど、
実習準備に大わらわです。

そんな中、実習準備として毎日のように特別講義が行われていた、
ある一日を覗いてみると・・。

2時限目は、講義の復習として、
嚥下障害の評価に必要なVF(嚥下造影検査)の見方について演習しました。
あれれ?ちょっと忘れてた・・・?復習して良かった!

 DSCN1384enge.JPG
     VF解説

3時限目は、血圧測定演習。
高血圧が心配な患者さんに対して
STが言語訓練前に血圧測定をすることがあります。
電子血圧計を用いる施設も多いのですが、
水銀式の血圧計で測定できるように
実習指導の先生から指示された学生の発案で急遽演習です。
最初は聴診器の正しい使い方さえ分からなかったり、
コロトコフ音(血液が血管にぶつかる音)が聞こえなかったりして四苦八苦でしたが、
最後にはなんとか測定できるようになって、ほっ。

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      コロトコフ音が聞こえた!

4時限目は、過去の症例報告を読んで、
データが不足している点や評価の妥当性などについて
自分達の意見を述べていく練習。


盛りだくさんな一日でしたが、各自きちんと「消化吸収」していることを祈ります。

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聴能教員P

2010年06月23日

実況!! 臨床実習指導者会議

先日(というには少々遅すぎますが・・)、
聴能・補聴合同の「臨床実習指導者会議」
(学内では、「バイザー会議」と呼ばれています)が開催されました。
 
「バイザー会議」では、臨床実習でご指導いただく先生方をお招きし
学院からの話や学生との面談を実施しています。
 
学生達にとっては、実習前に指導者の先生とお会いできる貴重な機会。
それは指導者の先生方も同じなようで
「やっぱり実習前に学生さんと話しておくと安心だね。」
との意見が多く聞かれました。
 
とはいえ、学生達には緊張の瞬間でもあります。
当日、学生達はスーツ姿で決めているものの何だかソワソワ・動きはギクシャク・・・。
面談前に倒れちゃうんじゃない?と心配するほど緊張している人もいました。
 
  mendan1.JPG
     真剣な表情です。
 
始まってみると・・・。
指導者の先生方が上手に緊張を解きほぐしてくださったのでしょう
面談会場には時折笑い声が響き
終始和やかな雰囲気で面談が進んでおりました。
参加してくださった指導者の先生方、どうもありがとうございました。
 
  mendan2.JPG
     和やかに面談は進みました。 
 
21日から臨床実習が順次始まっています。
すべての指導者の先生方
「楽しみ」も「不安」も抱いて実習に向かう学生達のことを
どうぞよろしくお願い致します。
 
学生達!
実習での様々な“出会い”が、きっと自分を成長させてくれます。
実習後、ちょっぴり成長したみんなに会えることを楽しみにしていますね。

 

2010年06月18日

臨床実習が始まります

そろそろ最上級生が臨床実習に出て行く季節となりました。
一番早い学生は6月21日(月)から始まります。


そこで6月10日には、補聴言語学科3年生が
実習に対する意気込みをより高めるために出陣式を開催しました。
 
15日には聴能言語学科1年生が2年生のために
「先輩、実習頑張って下さい!」という思いをこめて
実習壮行会を開催しました。
まだ学院生活を始めたばかりの1年生には2年生達がすごく大きく見えるのでしょうね。
そんな気持ちがよく伝わってくる会でした。
2年生達も口々に実習に対する熱い思いを披露してくれました。

   sokokai1.JPG
           学院長を囲んで                     
 
   yakisoba.JPG
       手作りヤキソバおいしいです
 
   sokokai2.JPG
      なぞの2人組み・・・。
      オリジナル体操を披露してくれました。


実習先での指導者の先生やスタッフの方々、なにより患者様、
そのご家族とのきっと一生忘れられないであろう「出会い」に乾杯!


2010年06月14日

模擬授業でインソールを作ろう!

先週末は3校合同オープンキャンパスが開催されました。当日は愛知、岐阜、三重、静岡県といった近県の方をはじめ、遠方からも多くの方に参加して頂けました。スケジュール(4職種分の説明)により駆け足で行ってしまったところもあり、時間が足りなかったかもしれませんが、ご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合せして下さい。


ということで、義肢装具学科による単独のオープンキャンパスは、7,8,9月に各1回開催されます!内容は昨年、好評を得た模擬授業にて「モノづくり体験」をして頂くことになっています!!7月、8月は夏休み中の開催になりますので、最終的な進路を決定するための良い情報が得られると思います。ご家族の方や友人と一緒でも構いませんので、この機会にぜひ参加してみてください。教員、当日の学生スタッフ一同、楽しみにまっています(*義肢装具学科のオープンキャンパスの詳細はコチラ)!!!


昨年参加して下さった方のコメント(一部抜粋)
・学校の内容がよく分かり、雰囲気も良いと思いました。
・貴校を知る上で大変参考になりました。やってみて面白かった。
・授業の体験ができ、学校の特徴が分かりやすかった。
・生徒の人達ともいろいろな話ができてとても良かったです。
・簡易ながらも仕事の一端を体験できて、さらに興味が湧きました。
・学生の方や教員の方が、やさしく教えていただき楽しめました。



参加して頂く皆さんには、実際に授業で使用している工作機械や材料を使い、簡単なインソール(靴の中に入れる中敷きのようなもの)を作って頂きます。教員による模擬授業に加えて、モノづくりを体験することで義肢装具士の仕事の楽しさ、奥深さをしっかりと理解することができます。もちろん、参加費用は無料、作ったインソールはオープンキャンパスの記念にお持ち帰り頂けます!ぜひ、この機会に教員や学生スタッフと一緒に模擬授業の体験してみませんか?


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*作ったインソールを装着するため、当日は中敷きの取り外しが可能な
 運動靴を履いて&服装も軽装でお越し下さい!
*材料準備などの都合上、参加お申し込みは前日の夕方(午後5時)まで
 に行ってください!

2010年06月08日

3年生の臨床実習がスタート!

本学科では2年生時に6週間、3年生時に8週間と臨床実習(学外授業)として、全国各地の関連施設へ赴きます。3年生は昨日から2回目の臨床実習が始まっており、先週末まで例年通り卒業研究中間報告会や科目試験、大腿義足(実習)の適合など慌ただしい中でのスタートとなりましたが、病気や怪我などには留意して臨床の現場で直向きに、前向きに笑顔で勉強してきてもらえたらと思います。


また、先週末は1年生が幹事役をつとめて壮行会が催されました。1,2年生の試行錯誤の芸もあり(何故か多忙のはず&送られる側なのに3年生もネタが仕込んでありましたが…)、楽しく、そして気持ちの切り替えもできたことと思います。*壮行会の写真は諸事情により割愛させて頂きます(笑)。代わりに3年生の大腿義足(実習)の適合授業の様子をお届けします(当日は姉妹校の作業療法学科の学生さんが見学に来ていました)!


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試歩行では様々な義足部品(膝や足など)の調整方法も学びます!


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見学授業にきている作業療法学科の学生さんの前で良い格好を…!?

2010年06月04日

集中講義がありました-「吃音」-

集中講義シリーズ第2弾は、「吃音」です。


先日のとある土曜日、
都筑澄夫先生による「吃音」の集中講義がありました。


都筑先生といえば、本学院教員として創立時から関わられ、
約20年に渡って多くの学生をSTとして本学院から世に送り出した先生。
現在は目白大学(保健医療学部言語聴覚学科教授)にて
教鞭をとられています。


また、都筑先生といえば、
「メンタルリハーサル」というアプローチ法を考案され、
吃音治療の第一線で活躍されていらっしゃいます。


DSCN1283-2.JPG
  
   講義中の都筑先生です↑↑


そんな都筑先生の講義を受講した学生の感想です。
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「都筑先生」といえば、ことあるごとに名前を耳にする伝説の先生。
始まってみると、「吃音」の講義ではあるものの、
これまでに学んだすべての科目の知識が必要とされる、
まさに「STのSTによるSTのための講義」。
軽快に冗談を飛ばしながらも、
強い科学性と明快な論理が根底に流れる解説で
一つ一つの知識が連なっていき、
自らの不勉強を実感するとともに新しい考え方に気づかされました。

そんな先生とのお食事会、
「貴重な機会で光栄!」と思う反面、
「そんなすごい先生とどんな話をすれば…」という不安もありました。
ですが、講義を離れると本当に気さくに話してくださいました。
いきなり笑顔で「発語失行の一貫性とは何か?」と訊かれたときは焦りましたが…。
その中でも印象的だったのは、
「この学院で学んだ学生がいつか自分のところにやって来て、
(研究内容について)論争を挑んでくれるのを待っている」
とおっしゃっていたこと。
「自分がその学生になります!」
と言えるほどの自信はまだありませんが、
少しでも先生に近づけるよう、仲間と切磋琢磨する毎日です。
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                     聴能言語学科2年生

2010年06月02日

卒研中間報告会が開催されました!

昨日、3年生による卒業研究の中間報告会がありました。この時期に中間?というのは、来週から3年生は2ヶ月間の臨床実習に赴き、夏休みを挟んで次に登校するのは9月になります。そして、11月中旬には本発表会になるため、6月のこのタイミングで中間報告になります。


各班とも2年生後半より進めてきた研究テーマを「なぜ?どうして??」「ココが問題だから!」「改善するためには…」と、研究を決めた経緯、目的、実験の途中結果をプレゼンしました。例年の通り?進行具合にはばらつきがありましたが、自分達の立ち位置を客観的に感じたことと思います…。


3年生の皆さん、来週からの臨床実習はもちろん、実習中および夏休み中の国家試験対策に卒業研究、就職活動と何かと大変ですが持ち前の「前向きな姿勢と汗をかくスタイル」で義肢装具使用者の方々のための研究・研究手法の勉強を頑張って、自ら考える力を培ってください!
臨床実習訪問の際、もしかしたら?会えるのを楽しみにしています!


また、今週末には学科全体で臨床実習壮行会があります。なにやら、毎度のこと1,2年生がお楽しみ企画をしてくれているみたいです!
1,2年生の皆さん、乞うご期待してます!?


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報告会の様子①
…聴講する2年生も興味深く聞いて活発な質疑をしてくれました!

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報告会の様子②
…分かりやすく伝える手法を学ぶのも卒研の大事なポイントです!


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報告会の様子③
…問題解決のため今後も汗をかきエビデンスを追求して下さい!

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