2010年06月04日

集中講義がありました-「吃音」-

集中講義シリーズ第2弾は、「吃音」です。


先日のとある土曜日、
都筑澄夫先生による「吃音」の集中講義がありました。


都筑先生といえば、本学院教員として創立時から関わられ、
約20年に渡って多くの学生をSTとして本学院から世に送り出した先生。
現在は目白大学(保健医療学部言語聴覚学科教授)にて
教鞭をとられています。


また、都筑先生といえば、
「メンタルリハーサル」というアプローチ法を考案され、
吃音治療の第一線で活躍されていらっしゃいます。


DSCN1283-2.JPG
  
   講義中の都筑先生です↑↑


そんな都筑先生の講義を受講した学生の感想です。
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「都筑先生」といえば、ことあるごとに名前を耳にする伝説の先生。
始まってみると、「吃音」の講義ではあるものの、
これまでに学んだすべての科目の知識が必要とされる、
まさに「STのSTによるSTのための講義」。
軽快に冗談を飛ばしながらも、
強い科学性と明快な論理が根底に流れる解説で
一つ一つの知識が連なっていき、
自らの不勉強を実感するとともに新しい考え方に気づかされました。

そんな先生とのお食事会、
「貴重な機会で光栄!」と思う反面、
「そんなすごい先生とどんな話をすれば…」という不安もありました。
ですが、講義を離れると本当に気さくに話してくださいました。
いきなり笑顔で「発語失行の一貫性とは何か?」と訊かれたときは焦りましたが…。
その中でも印象的だったのは、
「この学院で学んだ学生がいつか自分のところにやって来て、
(研究内容について)論争を挑んでくれるのを待っている」
とおっしゃっていたこと。
「自分がその学生になります!」
と言えるほどの自信はまだありませんが、
少しでも先生に近づけるよう、仲間と切磋琢磨する毎日です。
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                     聴能言語学科2年生

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