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【2011年12月 アーカイブ】

2011年12月31日

言語聴覚障害臨床演習頑張ってます

12月、
聴能言語学科で「言語聴覚障害臨床演習」が始まりました。

 
これは、
臨床の現場でSTが患者様に対して実施することを、
1ステップずつに分けて演習を行う真剣勝負の授業です。
半年以上、180時間にわたる全演習の終了時には、
現場で担当患者様に対応するのに必要な基本的な能力が全て身についているはずです。

  
現在は、
患者様の言語聴覚障害の状態を見極める「検査」の実技演習を実施中。
単にマニュアル通りでは、現場では使えません。
私達が取り組んでいることを理解して頂くために、
実際に授業を体験している学生の感想を紹介します。

   
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検査の練習を始めた頃は、
マニュアルを見て授業で教わったことを思い出しながら、
手技をひとつひとつ行っていくことで精一杯でした。

  
担当の先生のチェックテストを受けるたびに、
患者様への配慮不足を先生から指導され、
また、患者様の症状が多様であることを思い知らされ、
STとして患者様にどう対応するのか、
どう患者様の気持ちを汲み取るのか、
それができた上でどう患者様に適切に検査を実施するのか、
と何度も指導を受けました。

  
それを繰り返すうち、グループで練習していく中でも、
「こんな症状の患者様ならどんな反応だろう?」
といった考えを持ちながら進めていくようになってきました。

  
そんな中、先日自分がST役としてチェックテストを受けました。
患者役の先輩を前にして、
検査を進めることに意識をとられすぎて検査の記録がままならなくなってしまいました。

  
先生から
「患者様への対応や検査の進め方自体は良かったが、
実際の臨床の現場では記録を取れなければ
正しい評価・診断につながらない。
この場合、検査はやり直すことになる。」との指導がありました。

   
それは、これまでの授業においても何人もの先生から言われていたことです。
自分ではわかっていたつもりでしたが、
それを実行するためには考えている以上に練習が必要なのだと痛感しました。

  
学生の今は模擬患者が相手なので
「次から気をつける」ということができますが、
臨床現場ではそうはいかない、同じ失敗はしてはならないと、
身の引き締まる思いでした。

  
合格に向けて、グループでまた練習に励みたいと思います。

  
(聴能言語学科1年 Tさん)

 
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   聴能教員P

2011年12月28日

1/14(土)聴能言語学科オープンキャンパスのお知らせ

いよいよ今年も終わりに近づきましたね。
先日は名古屋にも寒波が到来し、ホワイトクリスマスとなりました。
冬休みに入りいつもより静かな学院ですが、
国家試験勉強や課題に取り組んだり、検査練習に励む学生たちの姿も。
有意義な冬休みとなることを願います。

さて、新年1月14日(土)13:00より、
聴能言語学科のオープンキャンパスを開催いたします。
今回は、大卒以上2年課程限定のオープンキャンパスです。
 
言語聴覚士の仕事紹介、
聴能言語学科ではどんなことを学ぶのか?
就職状況や国家試験について、なども説明いたします。

また、当日は在校生たちとも気軽にお話ししていただけます。
素朴な疑問など、ぜひ聞いてみてください。
  
聴能言語学科は、
大学卒業後に言語聴覚士を目指す方のための2年コース。
 
新卒の方はもちろん、転職を考えていらっしゃる社会人の方、 
将来のことを具体的に考えはじめている大学生の皆さん、
まずは、「言語聴覚士」について知ってみよう!という気持ちで、お気軽にいらしてください。
 
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2011年12月27日

義肢装具製作会社見学ツアーのご案内!

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義肢装具学科では、本年度も進路を検討中の皆様にオープンキャンパスに加えて(本年度分は全て終了)、個別での学校見学、義肢装具製作施設の見学ツアーを実施しています!


あなたのご都合の良い時間を利用して、義肢装具士が実際に働いている職場を見学してみませんか?本校の専任教員が義肢装具製作施設まで案内します!見学日や集合時間などは個別に調整させていただきますので、参加ご希望の方は担当者(義肢装具学科教務主任:中川)までご連絡ください(*当日はご本人だけでなく、保護者の皆様の同伴も可能です)。


見学日時 : 個別に調整をいたします(日曜日以外)。
集合場所 : 本校(日本聴能言語福祉学院)
        *学校に来て頂き、そこから専用車で施設まで送迎します。
見学施設 : ㈱松本義肢製作所(愛知県小牧市 *ホームページ
所要時間 : 約2~3時間(見学1時間+移動1時間30分)。
その他等 : 参加費は不要です(本校までの交通は自己負担願います)。



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評価実習に向けて・・・

補聴言語学科2年生では
1月末から4週間「評価実習」が行われます。

この実では、主に患者さんの「評価」を目的としており
3年生で実施される「臨床実習」の前段階にあたります。
2年生の夏に1週間の「見学実習」を経験してはいるものの
初の本格的な実習となり、
学生達は評価実習への不安が大きいようです・・。

授業等において実習に即した内容が増えていく中、
12月24日、クリスマスイブの日に
「評価実習指導者会議」が行われました。

学生達がお世話になる先生方をお迎えしての会議。
運営には学生達ももちろん参加します。
当日は、スーツ姿で決めた(?)学生達が
緊張しながらもそれぞれの役割をこなしてくれました。
 
参加していただいた先生との面談が終わると
「やさしそうな先生だった。」
「丁寧に質問に答えてくださった。」 と、ホッとした様子の学生達。
 
お忙しい中参加してくださった先生方
どうもありがとうございました。
 
そして、すべての実習先の先生方、
学生達をよろしくお願いいたします。
 
さて学生達、実習まであと1ヶ月です。
やるべきことを計画的に進めていきましょうね。
 
来年が素晴らしい年となりますように!
 

2011年12月19日

年末大掃除とカレーと冬休み!

本学科恒例の年末大掃除を全学年&教務の全員で行い、施設を綺麗にしたところで、今週から冬休みとなります(各学年数日間の補習はあります…)!3年生は国家試験の受験案内も届き、3月5日の本番まで残り僅かなので、今年くらいは大晦日&正月も関係なく(←強調)、頑張って欲しいと思います!!


また、大掃除の昼ご飯は、学生会と2年生の有志、中川&宮本先生が前日からの買い出しも含めて、朝早くから学校の調理室でカレーライスの準備をしてくれ、全員でご馳走になりました!!大人数分の本格派手作りカレーの準備だったので大変だったと思いますが、大多数がお代わりしてモリモリ食べていました(宮本先生はちょっぴり少なく2杯でした…)。とても美味しかったです!!


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1年お疲れ様の年末大掃除バージョンのコロッケ付きカレーでした!


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空腹&早くお代わりしたいために、ほぼ無言で食してました(笑)


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満面の笑みで、一人平均2杯以上はモリモリ食べていました!


ということで、
本年度の入学試験も残り2回となりました(4次&5次一般入試)。4次の出願期間は1月4日~となっていますので宜しくお願いします。
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また、冬休み中にも個別での学校見学は随時受付ていますので、今年受験を考えている方はもちろん、義肢・装具、義肢装具士に興味のある方、医療系、技術系で進路を検討中の方(受験当該学年ではない中学生、高校1,2年生、大学2,3年生、社会人の方も、もちろん大丈夫です!)、保護者の方や友人とご一緒にお気軽に申し込みをして頂き、情報収集をして進路を検討して頂ければと思います。
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2011年12月16日

学校見学随時受付中です!

12月も半ばを過ぎ、来週終盤から学院も冬休みに入ります。
今日・明日は、年末恒例の笠井新一郎先生(九州保健福祉大学)による
言語発達障害の集中講義です。
毎年この時期に笠井先生をお迎えすると、あ~今年も終わりだな、と気付くのです。
(なんやかんやと日々の業務に終われ、あっという間に12月なのです・・・)
そして毎年、笠井先生とともに寒気もやってくるような気も・・・。
 
さて、聴能・補聴言語学科では、
個別の学校見学を受け付けております。
 
冬休みになって少し自由な時間が増えたという高校生・大学生のみなさん、
オープンキャンパスには都合が合わなかったという社会人の方、
お時間のいいときにぜひ学院へいらしてみませんか?
 
学校見学では専任教員が個別に対応、
オープンキャンパスで行っている内容に準じ、
仕事紹介や学科説明もさせていただきます。
もちろん、みなさんの疑問にも、直接教員がお答えいたします。
 
年末は12月29日まで、年始は1月5日から見学可能です。
ご予約は随時受け付けておりますので、
お気軽にお問い合わせ下さい。
  
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2011年12月15日

就職活動大詰めです!

今年も残すところあとわずかとなりました。
年が明けると、あっという間に2月の国家試験です!
 
さて、就職活動も国家試験を前にいよいよ終盤戦となりました。
とはいえ、12月の今は国試対策の真っ最中ですので、
就職活動中の学生も、あとは内定の吉報を待つのみとなりました。
 
聴能言語学科では、現在のところ8割近くの学生が内定をいただいています。
内定先は学院のある愛知県を含む東海三県が多くいですが、
静岡県、滋賀県、長野県、神奈川県、兵庫県、大阪府などです。
 
今年の求人状況は、
先日もお知らせいたしました(ブログはコチラ)が、史上最多かと思われるるペースで進み、
現在のところ、過去最高の800人超を記録した昨年度を上回っています。
つまり、正真正銘史上最多!なのです。
 
毎年思うことですが、
こんなにもたくさんの言語聴覚士が必要とされているのですね。
1年1年、少しずつではありますが新米言語聴覚士を地道に輩出すること、
それが私たちの使命だと思っております。
 
ちなみに、先ほど触れた先日のブログに登場した学生Aさん。
その後、無事に就職試験を受けることができ、
二次試験も突破、先月内定をいただけました。
よかったですね。
 

2011年12月12日

靴型装具の特別講義が実施されました!

今年も2年生の専門科目(下肢装具)の授業の一環として、川村義肢㈱の眞殿先生にお越し頂きました。先生には、靴型装具の概論からの講義と、靴のアッパーの部分(*靴の甲の部分:底部を除く上部のすべてを表す総称)のデザイン、製作方法について実技をふまえて講義してもらいました。


より使用者の多様なニーズに応えられる義肢装具士(PO)になるために、これまでの実習授業における靴の製作技術に加えて、オリジナルの靴デザインが施せるノウハウを学ぶことは、靴型装具を装具としてだけでなく、ファッションの一部としても提供できる技術はPOとしての幅も広がり非常に有益なことです。


また、授業では眞殿先生の経験と技術の教授はもとより、何とか若い人達に「使用者の気持ちに応える技術」を伝えたいという熱い気持ちと、関西人?弁?ならではのテンポの良い進行、明るい雰囲気の中で学べたことは、なによりの財産になったと思います。眞殿先生、毎年のことながら、遠路からお越し頂きありがとうございました!


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デモンストレーションの手業の凄さに沈黙!


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マンツーマンでの親切丁寧な指導に学生真剣そのもの!


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各自がデザインした型紙を持って集合写真!
*大きい画像でみる

2011年12月09日

製作実習の様子~筋電義手の適合評価!~

本学科では、全国の養成校に先駆けて、最先端の義手である「筋電義手(筋電制御式電動義手)」の筋電位の評価、採寸採型、製作、適合まで学生各々が実体験しながら学べる製作実習を取り入れた授業を行っています。よって「“義肢装具士”として、切断をしてしまった方々の可能性を拡げる筋電義手の提案ができるノウハウ」も身につけて卒業できます!


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筋電義手が、きちんと制御されて動くかどうかを確認中!


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最終的に、使用者の方がコントロールできるかを評価中!


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恒例の記念写真!モデルの皆様、本年度もありがとうございました!
*大きい画像でみる!?

2011年12月07日

中川主任が平成23年度中央職業能力開発協会会長表彰を受けられました!



平成23年度中央職業能力開発協会会長表彰


主  催: 厚生労働省/中央職業能力開発協会/独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 
日  時: 平成24年11月18日(金)
会  場: 明治記念会館 富士の間(東京都港区元赤坂2-2-23)
表彰理由: 「永年にわたる義肢装具製作技能士(一級・二級)の技能検定活動に対する功労」


 義肢装具学科教務主任の中川三吉先生が中央能力職業能力開発協会会長表彰を受けられました。
 義肢装具の業務に携わる方が取得する資格には、義肢装具士のほかに義肢製作技能士(一級・二級)、装具製作技能士(一級・二級)があります。この製作技能士の資格は、各都道府県の職業能力開発協会によって年1回され、学科と実技試験の両方に合格しなくてはいけません。
 中川主任は愛知県の技能検定委員を永年務めておられ、この分野におけるこれまでの功労が認められ今回表彰を受けました。
 中川先生、おめでとうございました。


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表彰状(中川先生)
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記念品(中川先生)
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明治記念館(表彰式会場)
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明治記念館(全景)

2011年12月03日

願いを込めて~国家試験出願~

先日、第14回国家試験の出願を終えました。
 
出願用紙への記入の時点で緊張し、
あたふたとする学生もいましたが(試験当日が思いやられます・・・。)
無事、全員そろって出願することができました。
 
出願は国家試験への第一歩です。
合格への願いを込めて出願日を選びました。
そんな想いが届くといいな・・と思います。
 
とはいえ、受験するのは学生たち自身です。
自分の限界を自分で決めてしまうことなく、
悔いのないように勉強してほしいと思います。
 
あと2ヶ月、がんばろう!
全力でサポートします! 
 

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