基礎実習

期 間	実習対象	実習時期
1日	成人	1年次10月
内 容
言語聴覚士の仕事に触れ、患者様との会話を実践

見学実習

期 間	実習対象	実習時期
3日間	成人	2年次8月
内 容
言語聴覚士の業務を知り、全体像を捉える視点を学ぶ

評価実習

期 間	実習対象	実習時期
4週間	小児・成人	2年次2月
内 容
実際に検査を施行し、評価法を学ぶ

学内実習

期 間	実習対象	実習時期
約6ヶ月	小児・成人	3年次4月～11月
内 容
グループで1症例担当し、評価から訓練まで実践

臨床実習

期 間	実習対象	実習時期
8週間	小児・成人	3年次6月～11月
内 容
評価から訓練まで、臨床の流れを全て実践

聴覚検査実習

期 間	実習対象	実習時期
1週間	小児・成人	3年次6月～11月
内 容
耳鼻咽喉科で実際の聴覚検査を体験する

1 実習先と学校には十分な信頼関係ができています

基礎実習と見学実習は、母体医療機関である鵜飼病院と鵜飼リハビリテーション病院にて実施します。まずは学校に隣接または至近距離にある関連病院で安心して実習を経験し、その後、外部の実習へと段階的に経験していくことができます。
外部の実習先には、卒業生はもちろん長年のお付き合いの中で快く実習を受け入れてくださる病院・施設が全国に多数あります。学校の考え方も充分ご理解いただき、一緒になって学生を育てる体制が整っています。

2 実習先が豊富で、安心して実習に臨めます

全国各地に多数（数百施設）の実習先を確保しています。
特にこれまで輩出した多くの卒業生にも実習指導者として協力してもらっており、先輩による充分な指導のもと実践力を養っていけます。

3 通学事情・個性・希望等を考慮して実習先を決定

各自の通学事情・個性・希望等を考慮して実習先を決定します。
実習先は全国各地に確保していますので、遠方の学生さんには地元での実習も検討します。

4 無理のない段階設定

実習は、「基礎実習」「見学実習」「評価実習」「臨床実習」と段階的に進めます。まずは言語聴覚士の仕事に触れ、患者様とのコミュニケーションを体験する「基礎実習」を1年次に行い、次に言語聴覚士の仕事の流れを見て、患者様の全体像を捉える「見学実習」へ。そして実際に検査等を実施し、患者様の言語聴覚障害を評価する力を育てる「評価実習」。最後に、リハビリテーションの計画実施等も含め、言語聴覚士業務の全般について学び考える臨床実習です。臨床の流れに沿って、学内の演習とも連動して段階的に難易度が上がっていくように組んでありますので、無理なく実習に取り組めるはずです。

5 総合的な実習内容

補聴言語学科では基礎・見学・評価・臨床・聴覚検査と5回の実習を行いますので、特徴の異なる施設での実習を経験することができます。急性期・回復期・維持期の病院、お子さんや高齢者施設など、知識や技術が偏ることなく、言語聴覚士として必要な能力を総合的にカバーでき、どこに就職しても即戦力となり得る力を身につけることができます。なお、評価実習と臨床実習で指定時間はカバーしており、そのほかは本学院オリジナルの実習です。

6 学内実習の充実

「若宮ことばの支援室」と連携して、教員の指導のもと言語障害のあるお子さんや成人の方の相談・リハビリテーションを、グループで担当します。6ヶ月ほどの期間で長期に渡り、かつグループで行うこの実習では、患者様の長期的な変化に触れられ、またグループでお互いに協力し合いじっくり考えることのできる点が、外部の個人実習では経験できない貴重な実習になっています。