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【2015年07月16日 アーカイブ】

2015年07月16日

訓練材料をもらいました

 補聴言語学科も聴能言語学科も最上級生の
ほとんどが実習に行っています。
精一杯実習に取り組んでいることと信じて、
実習先に電話をする日々です。


 さて、少し前になりますが、
実習前の小児の講義の中で「物の用途は様々、工夫次第で
おもしろい教材になるよ。生活の中で気を付けて見ていくと
教材になりそうな物がたくさんある。」
という話をしたことがあります。
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 ある日、補聴言語学科の学生達が
「先生!これ、小児の訓練で使えるかな?」と牛乳パックで
作った竹とんぼ、ブーメランを持ってきてくれました。
 訓練教材として作成したのではなく、他の機会にたまたま作成を
して、「教材で使えるかも!」と思って持ってきてくれたそうです。


 後日、別件でその学生のレポートを読んでいると
「日常生活の中で、『これ、訓練で使えるかな』と意識することが
増えました。」という言葉がありました。


 私自身も言語聴覚士になって、生活のあらゆる場面で
「これ、この患者さんに使えるかも!」と考えるようになりました。
いわゆる『職業病』です。


学生の頃から、訓練を見据えて生活が出来るなんて本当に素晴らしい!
 患者様の為に頑張れる言語聴覚士になれると信じています。
実習頑張って下さいね!

NEW! 夏休み前の大掃除が行われました。

夏休みを前に1、2年生全員で恒例の大掃除を行いました。
日ごろ使っている教室や実習室をきれいにして夏休みに入るのが、PO学科創立以来の伝統です!

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学生会のリーダーの号令とともに、元気よく大掃除が始まりました!この日は早朝から土砂降りの雨でしたが、大掃除が始まる直前に雨も止み、大掃除日よりとなりした。

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昼食は学生会スタッフと先生たちが早朝から集まって作ってくれたカレーを学生全員で食べました!

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蒸し暑い中、頑張って大掃除した後のカレーは、格別に美味しかったですね!
学生の中には4杯もおかわりした学生がいたようです。

夏休みに入ると1、2年生は海合宿へ。
2年生はいよいよ初めての臨床実習が始まります。
学生それぞれに目標を持った夏休みが始まります!

NEW! 2年生 下腿義足の適合評価が行われました。

前回は下腿義足PTB式ソケットの採型、陽性モデル修正の様子をお伝えしましたが、今回は義足組み立て~仮合わせ、適合評価までをレポートします。
ソケットが完成すると、次は仮合わせが行えるようにベンチアライメントの段階に進みます。ベンチアライメントとは、作業台上でソケットと足部を連結させ義足を組み立てることを言います。その後、切断者の方に義足を装着してもらい、スタティックアライメント、ダイナミックアライメントと調整を進めて行きます。

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採型時の膝関節角度を基にソケットと足部を適切な位置に設定します。差金や重錘を用いて理論通りに義足が組み立てられているか確認します。

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義足の組み立てにはmm単位の調整が必要となります。何度も先生に確認してもらい、問題があった場合はその理由を考えます。問題の原因を解明し、繰り返し修正を重ねながら義足を組立てて行きます。

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次に義足の仮合わせとなります。
仮合わせでは、実際に義足を装着してもらい、静止立位時あるいは歩行時の義足の不具合を調整します。
※プライバシー保護のため画像を一部加工しています。

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まずはスタティックアライメントです。
両足で立った状態で、不安定感やソケット内部の痛みなどが無く、安定的に立てるように調整を行います。原因と対処方法が理論的に解っていても、これを実際に判断し、的確に対処することは非常に難しいです。

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さあ、いよいよ学生の仮合わせです。
自身の目で問題点を判断することも大切ですが、モデル様との対話から情報を引き出すことも重要です。ソケット内部の痛みは外から観察していても判断できません。義肢装具士にコミュニケーション能力が必要不可欠な理由はここにあります。
※プライバシー保護のため画像を一部加工しています。

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この実習を最後に2年生はいよいよ8月から初めての臨床実習となります。
今回学習した患者様への応対方法や義足の調整方法、そして約1年半学んだ知識や製作技術を十分に発揮し有意義な臨床実習にして下さいね!

NEW! 3年生 大腿義足の適合評価が行われました。

前回の義足の組立て実習に引き続き、今回は仮合わせ、適合評価が行われましたので、その様子をレポートします!

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まずは香川先生より、大腿義足の仮合わせをする際の流れ、注意事項について細かく説明がありました。
※プライバシー保護のため画像を一部加工しています。

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今回製作した大腿義足は吸着式という懸垂方法のため、ソケットの中に切断端を直接挿入して義足を使用します。そのため、ソケット内面に皮膚を傷つけるような突起がないこと、義足を構成する各パーツのネジに緩みがないことを確認するよう説明がありました。

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これは、大腿部と下腿部の長さを確認しています。義足長が健側の下肢長と同じでも、それぞれの長さが異なっていると座った時に膝の高さが揃わないことがあります。義足の目的は歩行だけでなく、外観の復元も忘れてはいけません。
※プライバシー保護のため画像を一部加工しています。

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義足膝継手を上手く調整できない時は、先生が最適な調整をアドバイスしてくれます!
この学生は疑問点を整理して、的確な専門用語を使って質問していました。現在起きている義足の問題点を把握し、専門用語を用いて他者に解り易く説明することは、義足調整を理解する上で重要なスキルです!

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常にモデル様の状態に気を配りながら仮合わせを行います。
大腿義足使用者は残存している切断端と股関節の筋力で膝継手をコントロールしているため、あまり長い時間歩いてもらうことができません。仮合わせでは迅速な対応と正確な調整が必要となります。

3年生の前期の大腿義足の実習は、これで最後となります。
次回は、夏休み明けの9月から坐骨収納型(IRC)ソケットの製作実習が始まります。

NEW! 2年生 「人工ボディ」の特別講義が行われました。

失ってしまった手足の機能や外観を補うために義手や義足がありますが、この他にも病気やケガにより顔面、鼻、耳、乳房などを欠損した場合に身体の表面に装着する人工物を「顔面補綴(がんめんほてつ)」、「エピテーゼ」と呼んでいます。福島先生はより親しみやすいように「人工ボディ」と表現されています。

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講師は川村義肢株式会社「工房アルテ」の福島有佳子先生です。
福島先生は日本におけるこの分野の第一人者。「人工ボディ」の製作工程について分かり易くご講義いただきました。

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技術面だけでなく、技術者として、社会人として、仕事に対する取り組み方や患者様への対応など幅広い講義内容に学生たちも興味津々です!

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続いては実習の様子です。これは耳(義耳)の採型を行っているところです。「人工ボディ」の採型には、義肢装具士が通常使用しているギプス包帯ではなく、歯科などで歯型の採型に用いる印象材を使用します。

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これは顔面の採型をしているところです。印象材で顔全体を覆うため、採型中でも呼吸ができるようにストローを咥えています。
さあ、きれいな採型ができるでしょうか?

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印象材を顔面から取り外すと、眉毛やまつ毛、皮膚のシワまで鮮明に採型されています。

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完全硬化した印象材に石膏を流し入れ、陽性モデルを取り出します。爪や指のシワ、血管など細かく採型されていますね。実際にはここからシリコン材料を用いて「人工ボディ」を製作して行きます。

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福島先生がご専門とされている「人工ボディ」は義肢装具の中でも特殊な専門性の高い分野となるため、例年、特別講義を楽しみにしている学生が沢山います。
福島先生、お忙しいところ今年もご講義いただき、誠にありがとうございました!

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