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【2014年11月 アーカイブ】
11月22日(土)に第35回全国障害者技能競技大会(アビリンピックあいち大会2014)がポートメッセなごや(名古屋市)において開催されました。 この大会の「義肢競技部門」に、本校卒業生で非常勤講師でもある香川貴宏先生(㈱松本義肢製作所)が出場し、見事に金賞を受賞されました。おめでとうございました! 義肢製作を間近で見ることがないため、大会当日は多くの報道陣やギャラリーが競技ブースの前に集まっていました。 表彰式での大村愛知県知事との記念撮影。 本校では香川先生が2016年にフランス共和国(ボルドー市)で開催される「第9回国際アビリンピック」で義肢競技の日本代表選手として活躍されることを期待しています! 香川先生、義肢装具学科の学生たちが応援しています!ぜひ頑張ってください!! 大会前日(11月21日)の読売新聞 愛知県内版 に香川先生の記事が掲載されました。 母校である本校のことも少し掲載されています!
教務室から, 義肢装具学科
2年生は既に前期に靴型装具の製作を終えていますが、今日は「靴デザインの基礎」について川村義肢株式会社(大阪府大東市)から眞殿浩之先生をお招きし、靴のアッパーと呼ばれる甲革部分の設計方法についてご講義いただきました。 アッパーをデザインする前に、靴型装具の設計に必要な基礎知識をご講義いただきました。臨床経験豊富な眞殿先生のお話はとても興味深く、学生たちは靴づくりの魅力を改めて実感したようです。 次に足の評価を学びます。 足はそれぞれに特有のアライメントがあり、複数の運動の組み合わせによって歩行を可能にしています。義肢装具士はその患者様の足のどこに問題があり、どの関節にアプローチするべきかを的確に判断する必要があります。 いよいよラスト(木型)からアッパーのデザインを設計します。靴を製作するなかで最も楽しい工程と言えますが、製作者の美的センスが問われる難しい工程でもあります。 アッパーのデザインには、基準となる数値が多く設定されています。この数値を計算しながら、世界に一つしかない靴をデザインします。 アッパーのデザインが決まったら画用紙を使って実際にアッパーを作ってみましょう!これはどこかで見たようなデザインですね? この学生は自分が履いているスニーカーを改めてデザインしてみたようです。 既製品の靴と同じデザインになっているでしょうか? 今年もさまざまなデザインのアッパーが出来上がりました。 学生たちはあまりに夢中になり過ぎて、講義時間をすっかり忘れてアッパーのデザイン設計に没頭していました。 眞殿先生、今年も靴づくりの楽しさを学生たちにお教えいただき、 ありがとうございました! 来年度もよろしくお願いします!
今週末22日土曜に同窓会イベントがあります。 「ホームカミングデー」 おかえりなさい、わが校へ!
図書室開放します! おすすめ書籍にポップ作成中! 卒業生はお気軽にどうぞ
お知らせ, 聴能言語学科・補聴言語学科
久しぶりに学院に足を運びませんか? 学院では、来る11月22日(土曜)にホームカミングデーを開催します。 ☆映画鑑賞会「言葉のきずな」 ・・・あなたが見ることがチャリティーにつながります! ☆転職コーナー ☆井戸端座談会 ☆図書室開放 ☆教材、検査道具の自由閲覧 などなど、盛りだくさん。 どのコーナーも自由参加です。 [「研究会だとなんだか、ハードルが高くて・・・・」 「懐かしの先生に会いたいなぁ・・・・」 「新しい教材はないかしら・・・」 動機はなんでもOKです。 同期が5人集まれば同期会コーナーも 準備いたしますよ。 ぜひ同期も誘ってお気軽に参加下さい。 詳しくはこの案内を見て下さいね。 画像の確認
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2年生の後半から進めてきた卒業研究の成果を発表する日がついにやってきました!今年は工学的な計測手法を用いた研究だけでなく、義肢装具に関係する社会的なテーマについても研究範囲としました。その数、全13テーマ。内容も種々様々で、例年とは一味違う卒業研究発表会となりました。 発表会の様子をレポートします! 発表直前、緊張した面持ちで順番を待つ3年生。 前日は深夜まで指導教員とプレゼンの最終確認をしていたグループもあったようです。 いざ本番開始! 資料やプレゼンの準備を綿密に行ってきた甲斐もあり、どのグループも3年生らしく堂々と発表していました。 どんな計測をしたのか?評価の方法は?後輩・同級生・先生方からたくさんの質問が活発に飛び交います。 どんな質問にも自信を持って答える3年生。 中には質問のために特別にスライドを準備している学生もいました。限られた時間の中で分かりやすく研究内容を伝えるため、プレゼンに工夫を凝らしている様子がとても印象的でした。 座長を務めてもらった2年生。 来年には発表者として演台に上がる番ですね! 1、2年生も先輩たちのプレゼンを真剣に聞いていました。研究することの楽しさを少しずつ感じ取っている様子でした! 研究テーマの製作物の展示ブースを設けました。 製作物についてディスカッションできるのも研究発表会の醍醐味ですね! 発表会の後には、毎年恒例の「国家試験合格祈願セット」の授与式が行われました。 残すは就職活動と国家試験ですね!まだまだ気が抜けない3年生ですが、あと4ヶ月、しっかり走り切って下さい! その後、学生会の皆さんが、「卒業研究お疲れ様会」を催してくれました! 2年生は先輩とたくさんディスカッションをして、この後はじまる研究テーマ決めに活かしましょう! 発表前の緊張もほぐれて、笑顔がこぼれていますね。 3年生の皆さん、お疲れ様でした!
義肢装具学科, 行事報告
今日は愛知県警中村警察署生活課の婦人警察官にお越しいただき、防犯講話をしていただきました! 珪山学園では学生が安全で楽しく学校生活が送れるよう毎年このような防犯講話を行っています。講話ではひったくりや痴漢の被害に合わないための心構えや、いざという時のための護身術などを1時間にわたってご講義いただきました。 婦人警察官による護身術の実技指導は真剣そのものでした。 中村警察署生活課の皆様、ご協力ありがとうございました!
臨床実習先で自分が担当した患者様について、 学院のみんなの前で報告するのが実習報告会です。 年齢、職業、などの基本的なプロフィールから始まり、 医師からの情報や、 自分で実施した検査や問診で得られた結果、などを元に、 どのように評価し、 どのような目標を持って、 どのような訓練をして、 どのような効果があったのか・・ といった順番で報告していくのが基本的なスタイルです。 報告会は8月から始まり、9月中旬で前半分が終了しました。 初期には不慣れな点も多々あり発表がおぼつかない人が何人も…。 情報を詰め込みすぎて発表時間を大幅にオーバーしてしまった、とか 指導者から指導されたことやカルテに記載されていたことを 深く理解せずそのまま報告し、 そのことについて質問されても答えられない、とか 学院での発表用にコンパクトにまとめようとして、 必要情報まで削ってしまい、 情報不足で患者様の状態がイメージできない、とか もちろん、基本的な専門用語の使い方を誤る、などはよくあります・・・・。 発表毎にクラスメイトや教員から質問やコメントを受け、 学生達は少しずつ理解を深めていきます。 人前で発表することはもちろん、 人の発表を聞くこともとても勉強になります。 回を重ねるごとに、 教員がコメントしようとしたところを、 先に学生が質問・コメントとして出てくることもしばしばで、 そんな時は内心拍手をしています。 若干つっこみ不足なところは教員が補いますが、 教員からのコメントが必要ないくらい 学生同士のディスカッションが活発に行われることが目標です。 さあ、後期の報告会がスタートします。 残り少ない発表会を有意義なものにしましょう!
聴能言語学科・補聴言語学科, 講義紹介
今回の特別講義は 川村義肢株式会社 工房アルテ の福島有佳子先生と木下久美子先生より、「人工ボディ」についてご講義いただきました。 欠損した身体の一部を緻密に再現し適合するための技術を知る貴重な講義。学生たちにとっては毎年心待ちにしている講義です! まず、福島先生より人工ボディを作る際に必要な患者様との対応についてご講義いただきました。 人工ボディを実際に手にとってみるとその精巧な作りに驚きます。学生たちは講義中もとにかく熱心に質問をしていました! 講義の後は、「細密印象材」で採型の実習をしました。 福島先生の繊細な採型に、学生たちは興味津々です! 次にグループに分かれて、実際に採型実習を行いました。 このグループは「鼻」の型を採っていますね。 こちらは「耳」の型を採っているグループ。 採型に使用している細密印象材は皮膚の凹凸、シワまではっきり移すことができるので、日ごろじっくり見ることのない部分まで手に取って観察することができました。 「顔面」全体の型にチャレンジしているグループ。 息ができるよう口にストローを咥えているのでご安心下さい! 今回使用した石膏は超硬石膏、硬石膏、普通石膏の3種類です。 超硬石膏は何十年経っても劣化しないので、今の自分を記録するには最適な材料です! 最後に、両先生と学生全員で記念写真を撮りました! お忙しいところ今年もご講義いただきました、福島先生、木下先生、ありがとうございました!