臨床実習先で自分が担当した患者様について、
学院のみんなの前で報告するのが実習報告会です。
年齢、職業、などの基本的なプロフィールから始まり、
医師からの情報や、
自分で実施した検査や問診で得られた結果、などを元に、
どのように評価し、
どのような目標を持って、
どのような訓練をして、
どのような効果があったのか・・
といった順番で報告していくのが基本的なスタイルです。
報告会は8月から始まり、9月中旬で前半分が終了しました。
初期には不慣れな点も多々あり発表がおぼつかない人が何人も…。
情報を詰め込みすぎて発表時間を大幅にオーバーしてしまった、とか
指導者から指導されたことやカルテに記載されていたことを
深く理解せずそのまま報告し、
そのことについて質問されても答えられない、とか
学院での発表用にコンパクトにまとめようとして、
必要情報まで削ってしまい、
情報不足で患者様の状態がイメージできない、とか
もちろん、基本的な専門用語の使い方を誤る、などはよくあります・・・・。
発表毎にクラスメイトや教員から質問やコメントを受け、
学生達は少しずつ理解を深めていきます。
人前で発表することはもちろん、
人の発表を聞くこともとても勉強になります。
回を重ねるごとに、
教員がコメントしようとしたところを、
先に学生が質問・コメントとして出てくることもしばしばで、
そんな時は内心拍手をしています。
若干つっこみ不足なところは教員が補いますが、
教員からのコメントが必要ないくらい
学生同士のディスカッションが活発に行われることが目標です。
さあ、後期の報告会がスタートします。
残り少ない発表会を有意義なものにしましょう!