失語症友の会「てくてく」 大盛況でした!
2023/02/03
本校の母体病院である鵜飼リハビリテーション病院では、
失語症患者様と言語聴覚士が失語症友の会「てくてく」を定期的に開催しています。
「てくてく」は、失語症患者様とそのご家族が交流し、コミュニケーション活動を楽しんだり、情報交換を行う会で、毎回学院のホールを使って開催しています。
この度、1月28日(土曜日)に13回目の催しが行われ、多くの失語症患者様とそのご家族様が参加されました。
学生もボランティアとして参加させていただき、コミュニケーションのサポートをさせていただきました。
「開会の言葉」は池田博之さん。
本学院でも「笑顔の授業」でお世話になっています。
(「笑顔の授業」についてはこちらをご覧ください!)
「会話を楽しみましょう!」
「交流を深めましょう!」
と、とても明快なお言葉をいただきました。
その後は、グループに分かれて、会話や作品作りを楽しみました。
会話のテーマは、「最近の悩み事」や「目標」です。皆様、お互いに助け合いながら話し合われていました。
こちらは、絵はがき作りのグループです。
最後に各グループが会話をした内容について、代表者が発表されました。
言葉が出てこない時のもどかしさなどの失語症独自の悩みや、「もっと言葉が出るようになりたい」、「速く歩けるようになりたい」といった目標、趣味や健康などについて話し合ったことを発表されました。
作品作りのグループの絵はがきも力作でした!とても集中して取り組まれ、完成した時はとても嬉しそうでした。
最後に「閉会の言葉」です。
「今後も交流を深めていきましょう!」
「言葉が伝わらない苦労があると思いますが、お互いにがんばっていきましょう!」
と、今後の励みになるお言葉をいただきました。
笑顔と活気に満ちた「てくてく」でした。
参加した学生からは、
「患者様に会話を楽しんでもらえるSTを目指したい。」
「患者様の意図をくみ取ることができないことがあった。これからも会話の技術を高めたい。」
などの感想がありました。
学生の皆さんにも、失語症患者様の生活を支援することの重要性を体感できた絶好の機会となりました。
参加者の皆様、鵜飼リハビリテーション病院の言語聴覚士の先生方、大変有意義な「てくてく」に参加させていただきまして、ありがとうございました。