【補聴言語学科(高卒3年コース)】福祉用具プラザに行ってきました!
2023/02/03
毎年恒例、補聴言語学科1年生の課外授業。
名古屋市の御器所にある「なごや福祉用具プラザ」で福祉用具についての体験授業に行ってきました。
昨年までは、集まって研修することが難しかったですが、少しずつ感染対策も緩和され、今年はようやく全体集合しての研修会も開催できました。
短時間ではありましたが、施設全体の概要をしっかり聞くことができました。
その後は3グループに分かれ、それぞれの場所で様々な福祉用具を体験・見学させていただきました。
最初は車椅子や杖についてのコーナー。
最近の電動車いすは軽く、容易な操作で走れる物が多かったです。
学生たちも怖々、試乗。
館内1周ツアーに出発。
1周回る頃にはスピードにも慣れ、ピースをする余裕も(笑)。
また、車いすの試乗では思ったより背が倒れることにびっくりしていました。
言語聴覚士は、脳梗塞などで、飲み込むことが難しくなってしまった方へリハビリを行います。
その時、「姿勢」はとても重要なのです。
普段私たちが椅子に座って食べる姿勢が、実は “危険” ということもあるのです。
そんなとき、背もたれが倒れる車椅子を使って姿勢を整え、安全に食べられる姿勢を探し、リハビリを行います。いずれ病院で使う車椅子に触れる貴重な機会でした。
続いては入浴のための用具やベッドのコーナー。
実際にお風呂の中で使われるお風呂用の椅子に座って説明を聞きます。
職員の方が説明してくださることを学生達はしっかりメモしています。
お風呂も実は危険がたくさん。
滑って転んで、けがをしてしまうケースも少なくありません。
安全に入浴ができるよう工夫された椅子や手すりをご紹介いただきました。
その後はベッドのコーナーへ移動。
電動ベッドは便利だけど正しい操作方法を行わないと床ずれの原因を作ってしまいます。
実際にベッドを動かしてその方法を聞きました。
ベッドの上で食事の練習をすることもあります。先ほどの車椅子同様、ベッドの上でも安全な視線を作るためには、こういったベッドの操作もしっかり学んでおく必要があるのです。
最後のコーナーは福祉住宅。
模擬住宅の中で説明を聞きます。全ての部屋を行き来できるよう、リフトのレールが通っており、その構造にびっくり。
日本の家屋ならではの玄関の上がり框に設置された昇降機や、畳から立ち上がりやすい椅子の紹介をしていただきました。
数時間という短い時間の中で多くの用具に触れ、体験しました。
施設の方からは、ぜひ休みの日などに友達とまた直接触れに来てください、とのお声がけが。
たくさんの用具の知識を持っておくことは、実際に言語聴覚士となって現場で働くときの強みになります。今後も、ぜひまた訪れてほしい場所です。
なごや福祉用具プラザの詳細はこちら↓
https://www.nagoya-rehab.or.jp/plaza/index.html