ST魂を揺さぶられる新刊本「言語聴覚士のアルバムー原点と未来をみつめて」
2021/07/14
先日、毎年集中講義をお願いしている柴田貞雄先生に、
このたび発刊されたばかりの書籍、
『言語聴覚士のアルバムー原点と未来をみつめて』
(東京都言語聴覚士会編、ヒューマンプレス刊)をご寄贈いただきました。
柴田貞雄先生は、国立身障者リハビリテーションセンター学院長・病院長を永く務められ、日本の言語聴覚リハビリテーションの歴史を作ってこられた先生。
この本は、その柴田先生を筆頭に、小児・聴覚などの分野で同じく日本のSTの歴史を作ってこられた伝説の先生方が、その思い出と今後への期待を書かれた本です。
読む人によって印象は異なるでしょうが、個人的には控えめに言って感動的な本でした。
ST魂を揺さぶられた、といっても良いでしょう。
私達の大先輩たちが、困難な中、どんな想いで臨床に取り組んでいたか。
何を大事にしていたか。後進に託した想いとは何だったのか。
自分がSTとして一歩を踏みだしたときの気持ちを思い起こさせる一冊であり、
もう一度、原点に立ち返ることの大切さを考えさせられた本でした。
巻頭の「編集のことば」も必読です。
ぜひ、ご一読をお薦めします。