先日、臨床歯科医学にて、毎年恒例「講義でライブ」が行われました。

「講義」で「ライブ」？と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、間違いではありません。

臨床歯科医学の担当講師である山本先生とともに、「特別講師」がいらっしゃるのです。

その名はNORI（のり）さん。

卒業生にはおなじみ。なんと今年で16回目となりました！

NORIさんには、「口蓋裂」によってきれいな発音ができないという言語障害がおありで、子どものころに言語訓練のご経験がおありなのです。

講師の山本先生とはもう長いおつきあいの方で、お仕事の傍ら、ライブ活動もされていらっしゃいます。

NORIさんは、幼少時からの体験やその時々のご自身の心境、お母さまの心情、辛かったことや大変だったこと、言語訓練から逃げ出したこと（笑）など、学生たちに語りかけて下さいます。

当事者でいらっしゃるNORIさんの「講義」は笑いあり、涙あり。

言語聴覚士を目指す学生達にとって、これほどの生きた講義はありません。

NORIさんの一言一言に学生達は胸を打たれています。

　　　　　NORIさんの演奏をバックに、学生が体験談を朗読。
 

　　　　新曲も披露してくださいました！　高橋優の「ボーリング」♪

　　　　知らない学生は、休み時間にさっそくググってました！

以下に、学生の感想を…

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（Aくん）

NORIさんは、今まで苦しいことや悲しいこともあったと思います。

そんな中、私たちに笑顔や素敵な歌を披露していただきありがとうございました。

NORIさんのおかげで、自分も頑張ろうと思いました。

（Bさん）

NORIさんの歌声、とても素敵でした。

NORIさんが、「言語聴覚士のおかげで頑張れた」とおっしゃっていて、

私もそんな風に思ってもらえるような言語聴覚士になれるように、

これから頑張ります。

（Cさん）

素敵な演奏、唄、ご講義をありがとうございました。

もし自分が幼少期のNORIさんの支援にかかわっていたら、

どのような関りをしていけばよいのか、ご家族の不安な気持ちにどのように寄り添っていくべきか、を考えながらお話を聞きました。

：（中略）

自分も患者さんに関わる中で、先を見据えた支援やその方の人生に関わっているんだということを常に意識していきたいですし、STとして必要な知識を学生のうちにしっかりと身につけていかなければと思いました。

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毎年、変わらず素晴らしい歌声と元気と勇気を届けてくださるNORIさん。

今年もありがとうございました！

これからもよろしくお願いします。