卒業生のがんばり(1)大学院にて
2018/12/28
先日、ある卒業生からメールが届き、私の年末は忙しくも嬉しく、心配でもあるという複雑なものになりました。
話は2年前に遡ります。
10年以上ぶりの卒業生から連絡がありました。大学院に進学したいので相談したいと言うのです。
臨床の現場に出てから数年すると大学院に進学する卒業生は少なくなく、時々いるのですが、「まさか彼女が」といっては失礼かもしれませんが、やや意外でした。
学生時代は明るく人を惹きつける印象がありました。一方、研究などにはあまり興味がない様子でした(もちろん、それがいけない訳ではありません。根っからの臨床好きを育てたいというのは私達の目標でもあります)。
驚きながらも嬉しい気持ちでいろいろ話をしました。
その後、彼女は難関の国立大学大学院に合格し、久しぶりの学生生活に戸惑いながらも楽しみにしている様子が伺えました。
その彼女から、つい先日、久しぶりにメールがきました。
「修士論文を書いているが、言語聴覚療法の領域に関係する章について、うまくまとめられないので指導をしてもらえないか」というのです。
彼女が進学したのは外国語関連の領域の大学院であったため、指導教官も「言語聴覚療法については詳細が分からない」そうで、困っている様子でした。
そこから彼女とのやり取りが始まりました。
長くなりましたので、この続きはまた次回にします。