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【2014年06月 アーカイブ】

2014年06月30日

2年生下腿義足外装加工の実習が行われました。

2年生は下腿義足の適合評価を終え、最終的に完成させる外装加工の実習を行いました。フォームカバーと呼ばれるウレタンスポンジ材を削り出し、元の手足の形態に合わせて作り上げて行きます。

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この実習では、長年この分野で活躍されている義肢装具士の高山平次先生に、フォームカバーの材質や切断部位別による製作方法の違いなどについてご講義いただきました。

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義足の完成度を決める仕上げの作業ですから、講義を聞く学生たちの表情も真剣そのものです!

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講義の後は、いよいよ実習です。初めて削るスポンジ材の感触に最初は戸惑っていたようですが、段々慣れてきたようです。

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削り終わったら仕上げの義足専用ストッキングを被せ、接着剤を表面に塗り込みます。義足の外観を左右する美的センスが求められる作業ですから、最後まで気が抜けません。

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実習の最後は高山先生と学生全員で出来栄えを評価します。どこから見ても美しい義足に仕上がっていることが重要です。2年生の皆さん、8月からの臨床実習ではぜひこの作業にチャレンジして下さい!
高山先生、2日間ご講義いただき、ありがとうございました。

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今年度の最優秀賞は中林君に決定です。素晴らしくきれいに削れています、なんと過去最高の出来栄えだと高山先生も驚いていましたよ!

次回はTSB式下腿義足の製作実習の様子を夏休み明けにお送りします!

2014年06月19日

2年生 靴型装具が完成しました。

4月より製作してきた靴型装具がついに完成しました。木型(ラスト)に甲革(アッパー)を吊り込むところから完成までをレポートします。

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チェックシューズから模った木型に甲革を吊り込んで行きます。

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吊り込みの作業は、一度始めたら途中で手を止めることができません。初めての作業に学生たちも少し戸惑い気味ですが、一つひとつ丁寧に仕上げていました。

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甲革にシワができないように吊り込むのは、繊細かつ根気のいる作業です。

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甲革の吊り込みが終わったら、靴底に補強材を入れます。日ごろ履いている靴の構造が分かって、面白いですね。

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靴底を付けて出来上がりです。
だんだん靴の形になって行くと、学生たちも楽しそうです。もう少しで完成ですが、最後まで気を抜かず頑張りましょう!

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靴が完成したところで、早速歩いてみましょう。

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クラス全員で歩行観察をします。靴の外観はもちろん、歩容もしっかりチェックし、製作上の問題点をディスカッションして行きます。

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学生同士で採型し、製作した靴の履き心地はどうですか?
よく履き込んで、既成靴との違いを実感してください。
2年生は8月から始まる臨床実習に今回製作した靴を履いて行きます。ぜひ、学生たちの足元に注目してみてください!

2014年06月14日

第9回愛知県言語聴覚士会学術集会に参加しました

 6月1日、ミッドランド裏のウインクあいちで行われた
学会に参加してきました。


 当学院の土屋美智子先生がランチョンセミナーで
「学童期の吃音に対するアプローチ」という
お話をされたこともあり、当学院学生も
20名以上出席していました。


 毎日の授業やテストに追われながらも、
日曜日にも勉強しに行こう!と思うのは熱心で
いいことですね。


 医療は日々進化しているので、勉強は学校で
終わりではなく,国家試験合格後も勉強し続けて
いかないといけません。
この心を持ち続けていって欲しいです。


 また、800人の大ホールでスポットライトを浴びて
話をするという、いつもと違う教員の姿に「何か」を感じ、
もうすぐ始まる実習に対しても気合が入ったことでしょう。

2014年06月10日

1年生 シューホーンブレースが完成しました。

4月より義肢装具基本工作論で製作してきたシューホーンブレースがいよいよ完成しました。陽性モデル修正から完成までの工程をレポートします!

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採型した陰性モデルにギプス泥を流し込み、陽性モデルを製作します。陽性モデル上に医学的根拠に基づいた修正を施して行きます。

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修正し終わった陽性モデルに熱で軟化させたプラスチック板を熱成形し、装具の本体となる部分を製作します。

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半完成品の状態で装具を一度装着し、適合状態を確認する「仮合わせ」を行います。試歩行なども行いトリミングラインの変更やや装具の効果をチェックします。

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装具を装着し静止立位で適合状態を確認しているところです。
採型角度の設定、正確に陽性モデル修正が行えているか、トリミングラインの設定は適切か、など細かくチェックし装具を完成させます。

1年生は翌日、完成した装具を一日装着体験しました。装具を使用する患者様の生活を体験することも貴重な経験となります。
今回の反省点をしっかり考察しレポートにまとめて下さい!

2014年06月03日

就職活動スタートです!

これから就職活動がスタートする聴能言語学科2年生と補聴言語学科3年生を対象に就職ガイダンスを行いました。

例年、就職希望の学生たちは全員が就職しますが、
中には内定をいただくまでに紆余曲折・・苦戦する学生も・・・。

そこで、全員が円滑に活動を進められるよう、
最近の求人状況から就職活動の方法や注意点などの説明、
さらに卒業生を招いて、職場紹介や就活アドバイスなどについて話をしてもらいます。

当日は、急性期、回復期、維持期、小児など、各分野で働いている卒業生に来てもらいました。
卒後2~3年目の比較的経験年数の浅い卒業生が中心なのですが、
在校生にとっては身近な先輩が現場で生き生きと活躍している様子を知ることができる、貴重な機会です。
また、自分達が1年後にSTとして働くイメージを具体的に描くことの出来るチャンスでもあります。

卒業生にとっても、後輩たちに改めて自分の職場の魅力や、
STという仕事の面白さを伝える良い機会になっているのでは?と、
毎年卒業生の生き生きと語る姿を見てそう思います。

緊張の面持ちで発表をしていた卒業生もいましたが、
その後の茶話会では在校生に職場やSTの魅力を熱く語ってくれました。

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在校生にとっては、「就職」が一気に現実的となった1日だったでしょう。
でも、「STになりたい!」という思いでここまで勉学・実習に励んできたのですから、是非、自分の納得のいく就職活動をしほしいと願っています。

目の前の課題やこの後の実習で頭がいっぱい・・・
でしょうが、就職活動はスタートしましたよ!
「STになりたい!」という思いでここまで突き進んできたのですから、
是非、自分の納得のいく就職活動をしてほしいと願っています。

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