2年生は下腿義足の適合評価を終え、最終的に完成させる外装加工の実習を行いました。フォームカバーと呼ばれるウレタンスポンジ材を削り出し、元の手足の形態に合わせて作り上げて行きます。 この実習では、長年この分野で活躍されている義肢装具士の高山平次先生に、フォームカバーの材質や切断部位別による製作方法の違いなどについてご講義いただきました。 義足の完成度を決める仕上げの作業ですから、講義を聞く学生たちの表情も真剣そのものです! 講義の後は、いよいよ実習です。初めて削るスポンジ材の感触に最初は戸惑っていたようですが、段々慣れてきたようです。 削り終わったら仕上げの義足専用ストッキングを被せ、接着剤を表面に塗り込みます。義足の外観を左右する美的センスが求められる作業ですから、最後まで気が抜けません。 実習の最後は高山先生と学生全員で出来栄えを評価します。どこから見ても美しい義足に仕上がっていることが重要です。2年生の皆さん、8月からの臨床実習ではぜひこの作業にチャレンジして下さい! 高山先生、2日間ご講義いただき、ありがとうございました。 今年度の最優秀賞は中林君に決定です。素晴らしくきれいに削れています、なんと過去最高の出来栄えだと高山先生も驚いていましたよ! 次回はTSB式下腿義足の製作実習の様子を夏休み明けにお送りします!
教務室から, 義肢装具学科