4月より製作してきた靴型装具がついに完成しました。木型(ラスト)に甲革(アッパー)を吊り込むところから完成までをレポートします。 チェックシューズから模った木型に甲革を吊り込んで行きます。 吊り込みの作業は、一度始めたら途中で手を止めることができません。初めての作業に学生たちも少し戸惑い気味ですが、一つひとつ丁寧に仕上げていました。 甲革にシワができないように吊り込むのは、繊細かつ根気のいる作業です。 甲革の吊り込みが終わったら、靴底に補強材を入れます。日ごろ履いている靴の構造が分かって、面白いですね。 靴底を付けて出来上がりです。 だんだん靴の形になって行くと、学生たちも楽しそうです。もう少しで完成ですが、最後まで気を抜かず頑張りましょう! 靴が完成したところで、早速歩いてみましょう。 クラス全員で歩行観察をします。靴の外観はもちろん、歩容もしっかりチェックし、製作上の問題点をディスカッションして行きます。 学生同士で採型し、製作した靴の履き心地はどうですか? よく履き込んで、既成靴との違いを実感してください。 2年生は8月から始まる臨床実習に今回製作した靴を履いて行きます。ぜひ、学生たちの足元に注目してみてください!
教務室から, 義肢装具学科