義肢装具学科News

オープンキャンパスレポート『義肢装具の製作現場を見学しよう!』

2023年7月26日(水)に第5回オープンキャンパスを開催しました。

開催時の様子をレポートします!

義肢装具の製作現場を見学しよう!

株式会社松本義肢製作所

会場の松本義肢製作所がある小牧市の最高気温は40℃と予報されており、とても暑い1日となりました。

社内に受付ブースを設営させていただき、義肢装具学科の教員総出で参加者の方をお迎えしました。当日は多くの方にご参加いただき、松本義肢製作所の方々から義肢装具製作会社とそこに勤務する義肢装具士の働きぶりについてお話をしていただきました。

関係法規の非常勤講師も務めていただいている佐口先生(左)からは社会における義肢装具製作事業所と義肢装具士の役割について、義肢課の池田さん(中央)からは義肢装具士と障害者スポーツへの関りについて、本学科卒業生の重さん(右)からは義肢装具士としてどのように働いているかについて、それぞれご講演いただきました。

スペシャルゲストとして、スポーツ用義足のオープンキャンパス(オープンキャンパスレポート『スポーツ用義足に触れてみよう!』)でもご協力いただいた義足ユーザーの方に、ユーザー目線からの義肢装具士との関りについてお話していただきました。

担当の義肢装具士の方を通してスポーツ用義足を知り、義足で再び走ることで生き方が変わったこと、細かな要求にも応えてくれる義肢装具士との絆や繋がりなどについてお話いただきました。

続いて、佐口先生のご案内により施設見学を行いました。資料室には1905年(明治38年)の創業当時から現在に至るまでの松本義肢製作所の歴史を垣間見ることができます。恩賜の義肢など、歴史的にも貴重な資料がずらりと並んでいます。

松本義肢製作所には、動物専門の義肢装具等を扱うアニマルオルソジャパンという関連会社もあります。こちらでは、義肢装具士の技術と知識を活かし、犬の車椅子や装具などが製作されています。

個人情報保護の観点から、製品を製作する工場の写真の掲載は控えますが、目にしたことのないあらゆる製品が製作されている現場に参加者の方は圧倒されているようでした。

参加者の声

参加者の方のご感想を一部ご紹介します。

  • 工場の見学をさせていただいたり、色々な方の話を聞けたりし、今後のためにとてもためになりました。
  • スポーツ用義足を実際に使用されている方のお話を聞けたので、スポーツ用義足の構造等にも興味が湧きました。
  • 義肢製作所ではどのような仕事をされているのか学ぶことができて楽しかったです。
  • 実際の製作現場でどのようなことをしているか見させていただき、知ることができて良かったです。
  • 実際に義肢装具士として働いている方や、義足を使っている方のお話を聞くことができて良かったです。
  • 普段では見ることができないことを見させていただき、本当に良い経験になりました。
  • 実際の製作現場を見ることができて良かったです。貴重なお話を聞けたり、装具などいろいろ見ることができ、参考になりました。
  • 義肢装具士についてより詳しく知ることができました。スポーツ用義足を間近で見ることができて良かったです。
  • 実際に義足を使用されている方のお話を聞けて、とても良い経験になりました。
  • 義肢装具士として働いている方や、義足を使用されている方のお話が聞けて、貴重な機会となりました。会社の雰囲気もよく分かりました。遠くから参加して良かったです。
  • 工場の様子が本当に楽しそうで、働いてみたくなりました。
  • 最前線でお仕事されている方のお話は非常にためになりました。家族には義肢を使用している者はおりませんが、今後そのような機会があった際は参考にさせていただきます。

ご感想にもありますが、実際に義肢装具士が働く現場を目にすることで今後の進路選択にあたり、イメージがより明確になったのではないでしょうか。ぜひ、引き続き対面式オープンキャンパスにご参加いただき、さらに義肢装具士への理解を深めていただければ幸いです。

松本義肢製作所のみなさん、お忙しいところご協力いただき本当にありがとうございました!!

次回のオープンキャンパス

次回、2023年8月26日(土)のオープンキャンパスのテーマは足底装具!

当日は、実際に参加者のみなさまが自身の足部について分析していただきます。陸上競技をはじめ、サッカーや野球、バスケットボール、ゴルフなど、今や足底装具は身体に障害のある方だけではなく、スポーツの分野でも使用されるようになっています。興味のある方は、ぜひご参加ください。

オープンキャンパスについて詳しくは8月26日(土)足の構造を分析してみよう!をご覧ください。