義肢装具学科News

大腿義足の採型

3年生 大腿義足(実習)が始まりました。

3年生は、大腿義足の基礎的な講義が終わり、いよいよ実際の切断者をモデルとした製作実習が始まりました。

今日は大腿義足を製作する上で基礎となる切断端(せつだんたん)の採型を行いました。この採型で得られた陰性モデルから、切断端を収納するための『ソケット』を製作します。大腿義足のソケットは体重支持理論によって採型方法が異なるため、3年生は一年間かけて大腿義足の製作理論を学習します。

大腿義足の採型

この授業では四辺形ソケットという大腿義足ソケットの製作を学習します。採型時にソケットの形状をかたち作るための特別な手技を行い、ギプス包帯を硬化させます。この採型手技を的確に行うことが、適合感のよいソケットを作る第一歩となります。

採型実習は、学生たちにとって大変重要な経験となりました。正確な採型を行うことで、義足のソケットを精密に製作することができます。そして、それが切断者の快適な生活を支援するための重要な役割を果たします。

義肢装具学科では、理論だけでなく、実践的な技術も身に付けることができます。学生たちは、将来、身体に障害のある方々の生活を支援するために、高度な技術と人間性を備えた医療専門職として活躍することが期待されています。

次回は採型によって得られたコピーをギプスモデルに置き換え、義足で歩行するための適した形状に整える「ギプスモデルの修正」の様子をレポートします!

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今回レポートしました、大腿義足(実習)の様子です。

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