続報! 「専門職種間連携教育」が行われました!
2021/05/25
先日のオリエンテーションに続き、専門職種間連携教育の本番が開催されました。
……といっても、
残念ながら愛知県に緊急事態宣言が発出されたことにより、
グループ校との合同での実施は中止に……。
「職種間」同士の「連携」はできませんでしたが、今回は日本聴能言語学科の聴能言語学科と補聴言語学科の2学科で行うこととなりました。
前半は同一グループにある回復期病院、鵜飼リハビリテーション病院の職員による
オンデマンド講義でした。
医師の今井幸恵先生、理学療法士の早川佳伸先生、看護師の坂口まなみ先生から、
・職種間で連携することの必要性と重要性
・各職種の役割
・リハビリ病院で行われている実際の連携の様子
などについてご講義いただきました。
慣れない専門用語が多く、学生達には新鮮な内容だったかもしれません(笑)?
その後はグループに分かれ、一人の患者さんの動画を見ながら、
「この患者さんが困っていることは何だろう」
「今後どうなりたいと思っているのだろう」
「言語聴覚士として何ができるか」
を考えました。
身体の麻痺により、うまく体が動かせない患者さんに
どうしたら転ばずに歩けるようになるか、とか、
口周りの力が低下し、食事の際に食べこぼしてしまうため普段エプロンを使って食事をしている患者さんに、どうしたらエプロンがはずせるか、など、
患者さんに対し学生たちの様々な意見が出されました。
また、その中で、
「言語聴覚士ではできないことで他職種にお願いしていくことは何だろう」
「他職種に聞いてみたいことは何だろう」
についても考えました。
他職種との合同演習は叶いませんでしたが、
ここで考えた内容はそれぞれの学校に送り、後日返答を頂くことになっています。
他学校の学生達の意見も参考しながら、改めて連携の重要性を伝える予定です。
患者さんの思いや、希望を聞き、それに寄り添って援助をすることは
言語聴覚士だけでなく全ての医療従事者に大切なことです。
そういう視点で話し合いができたことも、学生達には大きな学びだったと思います。
言語聴覚士になるにあたり、ぜひ今後も大切にしていってほしいと思っています。