授業でコミュニケーション機器を体験!
2020/08/04
今回は、聴能言語学科(大卒2年コース)1年生が「言語聴覚障害学概論」の授業でAACを学んでいる様子をご紹介します。
AAC(Augmentative and Alternative Communication)は「拡大・代替コミュニケーション」と訳され、病気で声を失ったり言葉が出にくい方の意思表示を助ける機器です。
教員からAACの解説を受けた後、色々な機器を実施に体験しました。
写真は、ボタンを押すと予め録音しておいた音声が再生される機器「Talking Aid(トーキングエイド)」で、自分では発声できない方でも、ボタンを押すだけで相手に話しかけたり要件を頼むことができます。
ボタンに合わせる絵は自由にカスタマイズできるので、ニーズや好みに合わせたボタンを簡単に作ることができます。
こちらは「ビッグマック」という機器です。
赤い部分を押すと録音した音声が流れる仕組みで、指1本でも肘や踵でも身体に動かせる部位があれば使うことができるものです。
AACには、アナログなものからタブレットやPCの簡単操作でコミュニケーションを取れるハイテクなものまで、様々な種類があります。
簡単な操作で多様な表現や使い方ができる機器があることを知って、学生たちから驚きや感動の声があがりました。
実際に使ってみることで、機器を必要とされる患者様や支援の方法について、全員が具体的なイメージを持つことができたのではないでしょうか。