BLOG - 聴能言語学科・補聴言語学科

言語訓練の見学

2019/08/27

聴能言語学科1年生は、夏休みを利用して、本学院が協力している「若宮ことばの支援室」で教員が担当している言語訓練の様子を見学します。

「若宮ことばの支援室」には、子どもから大人まで幅広い年齢層の、様々なことばの問題を抱えた方々が通っていらっしゃいます。

夏休みのスケジュールとにらめっこしながら、希望の訓練を見学します。

中には「いろんな訓練を見学したい!」と希望をたくさん出す学生もいます。

今回は、通常の「見学」に加えて、「患者様の訓練に協力するボランティア」も募ってみました。

 

吃音のある患者様が仕事で電話をかけるための訓練をしています。

学生達には「ある会社の社員」として電話の相手役を演じてもらいました。

初めての経験に、「学生達は緊張するかな?」と思っていましたが、社会人経験のある学生達ばかりだったからか、アドリブも交えながら本物ばりの名演技でした!

患者様にも満足して頂け、良い訓練になりました!

 

以下、学生の感想です。

 

<Aさん>

今回は吃音の患者様の訓練時のボランティアをさせていただきました。初めての体験で、患者様と直に話すということでとても緊張しました。不慣れなボランティアでしたが、授業で学んだことがほんの少しずつでも目の前の患者様とつながっていくのはとても興味深かったです。1年次から訓練に参加するというのはとても貴重な経験でしたし、これから臨床をする際の糧になったと確信しています。

 

<Bさん>

今回参加して強く学んだことは、「患者様にとってどうするのが一番なのか」と考えることです。同じ障害を持つ患者様であっても、それぞれのバックグラウンドは違います。どういう訓練をすると、「患者様のモチベーションをあげながら、社会復帰できるか」と寄り添って考えることの重要さを学びました。この先、多くの障害について学び、多くの患者様と接する機会があると思います。今回学んだことを忘れずに、患者様に寄り添った訓練をしたいと思いました。

 

<Cさん>

吃音患者様の訓練の様子を見学させて頂くとともに、訓練のお手伝いさせて頂きました。訓練は患者様が仕事上の顧客と電話でやりとりするものでした。私は顧客役として患者様とやりとりさせて頂きました。私は患者様の訓練を見学するのは初めてで、訓練の手伝いもするということで緊張していましたが迷惑かけずに済みました。

今回、訓練の様子を実際に見学し、訓練をお手伝いできたことが、これから、「吃音」について学んで行く上で非常に有意義な時間となりましたし、何よりも、一所懸命に訓練に取り組んでいる患者様の様子をこの目で見ることができて非常に良かったと思いました。

 

 

教員室から 講義紹介

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