PTB式下腿義足の製作実習が始まりました!
2017/05/12
2 年生は4月から、PTB式下腿義足(膝下の切断に用いられる義足)の製作実習が始まっています。
この実習では、下腿切断の方にモデル被験者になっていただき、採寸採型から製作、ソケット適合、義足調整までの一連の工程を学習して行きます。
今回は採型実習の様子をレポートします!
まずは切断端(切断された部分)の採寸、採型を行います。
採寸や採型は、義足ソケットの適合に影響する重要な工程となります。まずは先生が行うデモンストレーションをよく観察し、採型時のポイントを理解することが大切ですね!
義足製作には患者様とのコミュニケーションも重要です。切断端の客観的な情報だけでなく、患者様の職業や生活環境、趣味などあらゆる情報が義足製作に反映されます。
さぁ、いよいよ学生たちが実際に採型をします!
ギプス包帯を用いて採型する前に、切断端の骨突起部にマーキングを行います。この工程では、解剖学や運動学の知識が必要不可欠です。
切断端にギプス包帯を巻き終えると、PTBソケット特有の手技を行い、このままの状態でギプス包帯を硬化させます。切断端の骨形状を的確に理解し、正確にこの手技が行えることが重要になります。
この学生は、上手に手技が行えていますね!
次回は、陽性モデル修正の様子をお伝えします!