靴型装具の製作実習が始まりました!
2017/05/12
2年生は4月から、靴型装具の製作実習を行っています。
この製作実習では、採型した自身の足型を基に、木型(ラスト)の製作から甲革(アッパー)の吊り込み、仕上げまでの工程を学習して行きます。
今回は採型から陽性モデル修正までの様子をレポートします!
はじめにフットプリントで静止立位時の足底圧を計測し、評価を行います。
足部の正常な骨配列や、アーチ構造について理解していることが重要になります。
次に木型(ラスト)の基礎となる足部の採型を行います。
ヒールの高さや、踏み返しの角度を設定した状態で、ギプス包帯を巻いて行きます。
計測したフットプリント上で、製作する木型(ラスト)のデザインを行います。
この学生たちは、どうすれば格好の良い靴型装具のデザインになるか、話し合っているようです。
木型(ラスト)の製作で重要なポイントは、アライメントの設定です。
ヒールの高さを考慮しアライメントを適切に設定することで、歩容が大きく変化します。
靴型装具は製作工程が多いため、先生の説明を聞き逃さないよう真剣に聞いていますね!
少しずつ、木型(ラスト)の形状に近づいてきましたね!
日頃から履いている靴は、適合の良し悪しを実感できる唯一の装具といえます。自身の足の形状や特徴をよく把握して、適合の良い靴型装具を製作して下さいね!