BLOG - 義肢装具学科

3年生 大腿義足(四辺形ソケット)の陽性モデル修正を行いました。

2018/05/09

前回の採型実習に引き続き、大腿義足(四辺形ソケット)の陽性モデル修正を行いましたので、その様子をレポートします!

大腿義足まずは採型時に採寸した切断端の周径値をもとにコンプレッション値を設定していきます。コンプレッション値は、断端長や皮下組織の厚さによって数値を決定します。

四辺形ソケット義足ソケットだけでなく、様々な症例に応じた陽性モデルの修正のポイントを香川先生から分かり易く教えていただきました。

見る見るうちに陽性モデルが完成する様子に、学生たちは興味津々です!

陽性モデルに基準線を設定します。

基準線は義足を組み立てるうえで、すべての基準となるため正確に設定しなければいけません。

四辺形ソケットは坐骨で体重支持をするため、陽性モデルの修正には骨形状の理解が重要となります。講義ではソケットが身体のどこに接するかを具体的にイメージすることが大切、という説明がありました。

採型時に行った手技の角度で、陽性モデルを削り加工していきます。学生たちは採型で正確な形状を得ることの大切さを改めて実感したようです。

大腿義足ソケットの陽性モデル修正ではミリ単位の誤差がソケットの適合に大きく影響するため、学生たちは何度もコンプレッション値を計算し、念入りに周径を確認していました!

徐々に四辺形ソケットの形状に近づいてきましたね!

陽性モデル修正では周径調整と同時に、筋の走路や骨形状を理解していないと的確なソケット形状を形作ることはできません。

3年生は6月中旬から、いよいよ臨床実習が始まります。

実習施設では今日学んだことをしっかりと実践して下さいね!

 

次は、大腿義足を組み上げる製作実習の様子をレポートします!

講義レポート 3年生

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