2年生 PTB式下腿義足(骨格構造)の製作実習が始まりました!
2018/05/07
新2年生は4月からPTB式下腿義足(膝下の切断に用いられる義足)の製作実習が始まっています。
この講義では実際の下肢切断者にモデル被験者になっていただき、切断端の採寸・採型から製作、ソケット適合、義足調整の工程を学習します。
今回は採型実習の様子をレポートします!
採寸・採型は、義足の適合に影響する重要な段階となります。
まずは切断肢の評価を行い、切断端の皮膚状況、膝関節の関節可動域、残存筋力などを細かく計測し、これらの情報をもとに義足の製作を検討します。
さあ、いよいよ学生たちの採型です!
ギプス包帯で採型する前に、切断端の骨突起部や筋の走路にマーキングを行います。ここで解剖学や運動学の知識が必要なことは勿論ですが、義足ソケットの体重支持原理をよく理解していることも重要です。
切断端にギプス包帯を巻き終えると、PTBソケット特有の採型手技を行い、このまま硬化を待ちます。切断端の骨形状を的確に把握し、正確に採型手技を行うことが大切です。
この学生さんは、上手に採型手技ができていますね!
次回は、陽性モデル修正の様子をお伝えします!