専門職種間連携教育(IPE)が行われました。
2017/06/01
5/23、5/26の2日間にわたり、珪山会(けいざんかい)グループ系列3校5学科(義肢装具学科、理学療法学科、聴能言語学科、補聴言語学科、看護学科)の最高学年の学生たちが集まり、専門職種間連携教育(IPE:Interprofessional education)の講義が行われました。珪山会グループ系列では医療現場における実践的なチーム医療を目指し、学生教育の段階から専門職種間連携教育を積極的に行っています。
職種間連携教育の講義実施に先立ち、石川 誠 先生(医療法人社団輝生会 初台リハビリテーション病院 理事長)より、「リハビリテーション医療とチームアプローチ」についてご講演いただきました。現在におけるリハビリテーションの成り立ち、今後の発展や進化について分かり易くご説明いただき、学生たちは職種間連携の重要性を改めて理解することができました。
次に、それぞれの学科の学生が混在する小グループにわかれ、グループワークを行います。まずは鵜飼リハビリテーション病院のスタッフから動画を交えて実際の「症例提示」が行われます。
お互いの職種の理解を深めた後に、自職種の視点から症例に対する専門的アプローチについてディスカッションを行います。
義肢装具学科の学生たちも頑張ってプレゼンしていますね!
現在の病状に合った装具選択や予後予測など、義肢装具士の視点で他学科の学生さんに分かり易く説明していますね!
この学生は実際に短下肢装具を見せながら、装具の機能や病状の回復段階に合わせた装具の調整方法を具体的に説明しています。
最後は、小グループごとに症例(患者さん)のゴール設定を行い、「チームとして、どのようにアプローチしていくか」をまとめ、チームリーダーがその内容を他のグループに向けて発表しました。
3年生の皆さん、2日間お疲れ様でした!
専門職種間連携教育の教育プログラムを実践できるのは、複数学科を持つ珪山会グループ系列校の大きなメリットです。この講義で学んだことを卒後の臨床現場でも大いに活かして下さいね!
12月には2年生を対象とした専門職種間連携教育の講義が予定されていますので、その様子もレポートします!