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【2015年12月21日 アーカイブ】
今年も2年生の下肢装具概論の授業の一環として、川村義肢株式会社の眞殿浩之先生より、靴型装具概論の講義と、靴のアッパー(靴の甲の部分:底部を除く上部のすべてを表す総称)のデザイン設計、製作方法について実技を交えてご講義していただきました。 本校では患者様の多様なニーズに応えられる義肢装具士を教育するため、これまで学んだ製靴技術に加えて、オリジナルのアッパーを設計する技術を教育しています。靴型装具の機能面だけを重視するのではなく、ファッション性の面からも新たな提案をすることが義肢装具士として重要なことと考えています。 アッパーをデザインする前に、まずは歩行評価を行います。 人間の足部には、それぞれ固有のアライメントがあり、複数の運動の組合せによって歩行を可能にしています。義肢装具士は、その患者様の足部のどこに問題があり、どの関節にアプローチするべきかを的確に判断する必要があります。 足部採型のデモンストレーションでは、一つ一つの工程や手技の目的を分かり易く説明していただき、教科書では学ぶことができないテクニックを間近で見られるため、学生たちの表情も真剣です! いよいよラスト(木型)からアッパーのデザインを設計して行きます。靴を製作する中で最も楽しい工程と言えますが、製作者の芸術的センスが問われる難しい工程でもあります。 アッパーのデザインには、基準となる数値が多く設定されています。この数値を計算しながら、「世界に一つしかない靴」をデザインします! アッパーのデザインが決まったら画用紙を使って実際にアッパーを製作します。 この学生は、臨床実習で製作した靴型装具と同じデザインのアッパーを設計してみたようです。 それにしても、臨床実習で素敵な靴を作って来ましたね! 今年もさまざまなデザインのアッパーが出来上がりました! 学生たちはあまりに夢中になり過ぎて、講義時間をすっかり忘れて作業に没頭していました。 眞殿先生、今年も靴づくりの楽しさを学生たちにお教えいただき、ありがとうございました! 来年もよろしくお願いします! 3年生の卒業研究で中川先生の靴を製作したチームがあり、1日履いた感想を聞きたいということで学生たちが教務室に来た時の写真です。中川先生も学生たちに靴を作ってもらいとても嬉しそうでした! さて、一日履いた感想はどうだったでしょうか? この研究内容は、来年2月に大阪で開催される「第12回日本整形靴技術協会学術大会」のポスターセッションにて発表予定です!
教務室から, 義肢装具学科
12月に入り、2年生の「両側支柱付き長下肢装具」の製作実習が始まりました! 長下肢装具とは、大腿部より足底に及ぶ構造を持ち、膝関節と足関節の動きを制御する装具で、膝の筋力低下、不安定性などが原因で体重支持が不可能な場合に用いられます。 装具を製作するための情報収集の手段には下肢の輪郭を紙にトレースする方法や、ギプス包帯で下肢全体を採型する方法があります。ここでも身体に合った装具を作るために学ぶべきポイントがたくさんあります。 長下肢装具の製作実習は、学生同士がお互いの脚に合わせて製作するため、教員のデモンストレーションをしっかり見た後で、いよいよお互いの脚をトレースしていきます。 次は採型練習です。この装具は、ギプス包帯で採型した石膏モデルを基に製作する場合もあるため、大切な練習です。 2年生もこの時期になると、自信を持って上手に採型出来るようになっています。 次回は来年になりますが、金属支柱の曲げ加工の様子をご紹介します。