12月に入り、2年生の「両側支柱付き長下肢装具」の製作実習が始まりました! 長下肢装具とは、大腿部より足底に及ぶ構造を持ち、膝関節と足関節の動きを制御する装具で、膝の筋力低下、不安定性などが原因で体重支持が不可能な場合に用いられます。 装具を製作するための情報収集の手段には下肢の輪郭を紙にトレースする方法や、ギプス包帯で下肢全体を採型する方法があります。ここでも身体に合った装具を作るために学ぶべきポイントがたくさんあります。 長下肢装具の製作実習は、学生同士がお互いの脚に合わせて製作するため、教員のデモンストレーションをしっかり見た後で、いよいよお互いの脚をトレースしていきます。 次は採型練習です。この装具は、ギプス包帯で採型した石膏モデルを基に製作する場合もあるため、大切な練習です。 2年生もこの時期になると、自信を持って上手に採型出来るようになっています。 次回は来年になりますが、金属支柱の曲げ加工の様子をご紹介します。
教務室から, 義肢装具学科