毎年聴能言語学科1年生は、夏休み期間を利用して
2年生の先輩や教員が担当する学内実習の
見学を行なっています。
1年生にとっては、初めて臨床の現場を見学する貴重な機会です。
今年も見学を行ないましたので、ブログでご紹介します。
見学時には、言語訓練を実施する2年生の先輩や教員から、
事前に訓練の目的などを説明してもらい、
訓練の後にも質疑応答の時間を設けてもらいます。
訓練の中で、患者様と少しお話させて頂いたり、
患者様が子どもさんの場合は一緒に遊んだりと、
関わる機会も設けてもらいます。
1年生のこの時点では、専門科目が始まったばかりなので、
分かることも少ない状態です。
しかしこのような見学を通じて、言語聴覚士の卵として、
改めてこの仕事への理解と興味を高めてもらえればと考えています。
見学に参加した1年生は、初めての訓練見学に緊張しながらも、
真剣なまなざしで見学をし
(あまり真剣だと2年生や患者さんが緊張してしまいますが)、
訓練後の質疑応答でも熱心に2年生や教員に質問する姿が見られました。
見学後にレポートを課しているのですが、見学した感想を聞いてみると、
「失語症の方が思ったよりもよく話されていて驚きました」
「患者様と初めて関わってとても緊張しました」
「先輩の手技を見て、工夫されているなあと思いました。
対応もとても自然で勉強になりました。
1年後自分が出来るようになるか不安ですが、
今出来る勉強をしっかりしていきたいです」
今回の見学で得た経験を、今後の勉強に是非活かして頑張ってほしいです。
教職員一同