2年生 靴型装具が完成しました!
2017/07/05
2年生が4月から製作してきた靴型装具が、この日完成しました。
仕上げ加工から適合評価までをレポートします!
靴の木型(ラスト)に合わせて甲革(アッパー)を吊りこみ終えたら、次に靴底にソール材を貼り合わせて行きます。
次にヒールの高さを調整し、靴を履いた際に立位が安定するように削り加工して行きます。左右の下肢長が異なっている場合は、ここでミリ単位の補正を行います。
最後に、滑り止め用のソール材を貼り合わせて靴型装具は完成です!
さあ、いよいよ適合評価です!
左右のヒールの高さや、採型時のアライメントは適切に再現されているでしょうか?まずは製品としての完成度を、先生に一人ずつ評価してもらいます。
次に、実際に靴型装具を装着して履き心地を確認してみます。
段階的に行ってきた適合チェックや陽性モデル修正が的確に製品に反映されているか、チェックシートを用いて評価して行きます。
次は、いよいよ歩行評価です!
学生が自身の製作した靴型装具を装着し、歩行評価を行います。
実際の臨床現場で義肢装具士がどのポイントを着眼点として歩行評価を行っているかを学習します。
さて、この学生さんの歩容はどうでしょうか?
学生たちは先生と一緒に静止立位や整地面での歩行を観察行い、適切なアライメントで靴型装具が製作されているかを評価して行きます。
装着者が安定した歩行ができているか、歩行中の異常を見分ける観察力が大切ですね!
日ごろから履いている靴だからこそ、適合感にもこだわりが出てきます。
靴が身体に与える影響はとても大きいため、歩行異常に対する適切な対処法もしっかり学んで行きましょう!
2年生は、8月下旬からいよいよ臨床実習が始まります。
本校の学生たちは自身で製作した靴型装具を履いて臨床実習に臨みますので、臨床実習施設の皆さん、ぜひ学生たちの足元に注目して下さい!