1年生 金属加工のテクニックを学習しています!
2017/07/06
1年生は義肢装具基本工作論の2つ目の製作課題となっている「支柱付き短下肢装具」の製作実習を行っています。
これまでの様子をレポートします!
はじめに、靴と装具を連結する“あぶみ”という部品の曲げ加工を行います。
この部分の加工は、あぶみ曲げ具という専用治具を使います。
規定の寸法値からズレないよう、慎重に曲げていますね。
この工程の精度が装具の出来ばえに大きく影響してくるため、
学生たちも真剣です!
この学生は、曲げ加工した支柱が捻じれていないかスコヤを使って確認しています。
金属を曲げ加工する技術は簡単にマスターすることが難しく、こうした作業の積み重ねが技術習得に繋がって行きます。
側方支柱の曲げ加工が終わると、支柱同士を連結する“半月(はんげつ)”の曲げ加工を行います。
部品同士を曲げ加工し隙間なく連結させることで、短下肢装具の本体が出来上がります。
側方支柱と半月部を連結したら、あぶみとの連結を確認します。
ここまでの工程が精度良く行われていると、継手部を抵抗なく可動させることができます。
金属の曲げ加工は、コツをつかむまで学生たちの試行錯誤が続きます。金属材料の特性を把握し、完成まで頑張りましょう!
次は、装具完成の様子をレポートします!