3年生 義足膝継手の特別講義が行われました!
2018/04/27
今年も「ナブテスコ株式会社」から先生をお招きし、義足膝継手の特別講義を行っていただきました。
ナブテスコ株式会社 福祉事業推進部の 藤原健司 先生に自社製品の高機能膝継手や義足パーツについてご講義いただきました。
ナブテスコ株式会社は国産初の電子制御義足膝継手である、インテリジェント膝継手を開発したメーカーとしても有名です。
インテリジェント膝継手は、搭載されたマイクロコンピュータにより、義足使用者の歩行速度に合わせて膝の曲がり加減をコントロールすることができます。この日は、この曲がり加減の調整について、実機を用いてご講義いただきました。
藤原先生のご説明に従い、コントローラから膝継手の曲がり加減(屈曲抵抗)の数値を操作します。
どんな変化があるか分からないので、最初は慎重に・・・。
「おー!変わった!!」
操作前に比べると、膝継手の屈曲抵抗が変化したようですね!膝継手の屈曲抵抗が強くなると、より速い速度で歩けるようになります。インテリジェント膝継手は、義足使用者が今どんな速さで歩きたいのか?を常に感知・計算し、屈曲抵抗をコントロールしています。
続いて、藤原先生自ら模擬義足を装着し、デモンストレーションを行っていただきました。
写真の膝継手は、歩行中に地面に足がついている時に、不意に転んでしまわないようにする特殊な機構が備わっており、切断後はじめて義足を装着する方に向いた膝継手です。藤原先生から、この膝継手を用いた義足装着練習時の指導方法について、実演を交えてお話しいただきました。
義肢装具士として、どのようなことに注意して指導を行うべきか、とても分かり易く教えていただきました。
6月からの臨床実習では、学生の皆さんが実際に義足の調整をする場面があるかもしれません。その時に安心して作業を任せてもらえるよう、しっかり学習しておきましょう!
藤原先生、お忙しいところご講義いただき、ありがとうございました!