2年生 PTB式下腿義足のソケット製作が行われました!
2017/06/19
2年生は前回採型した陰性モデルにギプス泥を流し込み、陽性モデル(石膏モデル)を製作します。この陽性モデルの表面を加工することで、切断端を収納するソケットに体重を支える機能を持たせることが可能となります。
まず始めに、義足の進行方向を正確に設定します。
この進行方向の設定が義足完成まで重要な基準となるため、数mmのズレも許されません。
切断端の表面で体重支持が可能な箇所は限られているため、この箇所を正確に見分けることが重要です。陽性モデルを削り込みながら、ソケット内で加圧するポイントを作って行きます。
次はソフトインサートの製作です。
義足ソケットと切断端の間にはクッション性のある軟性ソケットを装着します。材料も皮革やスポンジ材など、柔らかい材料を使用して製作されます。
陽性モデルにスポンジ材を短冊状に貼り合わせ、ソフトインサートは完成です。一つ一つの作業を丁寧に行うことが大切ですね!
今まで何気なく見ていた製品ですが、いざ製作してみると、沢山の製作理論と作業工程によって製品が出来上がっていることに、学生たちは驚いていたようです。
次回はソケット樹脂注型と義足組み立ての様子をお伝えします!